専攻/講座/分野 共生人間学/人間社会論/社会行動論
総人学系 人間科学
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研究分野 日本的死生観と医療倫理、自殺と安楽死、ホスピスとターミナル・ケア、命教育とスピリチュアル・ケア 
キーワード 生命(医療)倫理学、比較宗教学、倫理教育
研究テーマ 諸文化の宗教(死生観・倫理観)を理解し、治癒方法、倫理道徳、価値体系、等の研究を通じて、特に最近の医療倫理学、バイオエシックス(環境倫理学を含む生命倫理学)、西洋医学の終末期治療等に関して、東洋思想の立場から、日本独自の新対応方法の可能性を考慮する。具体的には、本研究科の大学院生を教育研究者のみならず、医療福祉施設、社会調査団、厚生労働省、外務省、臨床カウンセリングやNPO 等で社会に貢献出来るよう、育成する目的で、世界観を机上の勉強に終らず、現代社会のニーズに応えうる研究指導を行う。

遡って紹介すると、思想的異文化観から出発して宗教的体験に注目し、『離脱体験』研究により、アシュビー賞を全米宗教心理学会から受賞。また、臨死体験研究のため、国際臨死体験研究協会を設立。1981年、東西文化センターより博士号を取得。1986年に国際教育研究会(SIETAR)から異文化理解賞を、1992年にボンベイ国際大学から名誉博士号を授与される。文部科学省や科学技術庁等のプロジェクトに参加し、後に国際日本文化研究センターの共同研究員や評議員を兼任。
 1990年代に入り、日本でも脳死問題や臨死体験が関心を集める中で、『死の体験』、『死ぬ瞬間のメッセージ』『いのちと日本人』『「脳死」と臓器移植』などを刊行し、立花隆とテレビにも出演。異文化間理解のための教材を開発し、遠藤周作等と『「深い河」をさぐる』、『こころの海を探る』、等の対談を発表。1998年から京都大学総合人間学部教授、2003年からは京都大学大学院、人間環境学研究科教授、社会行動論講座主任を勤める。
 患者の死生観を聞くために病院に出入りしている内に、現代医療の在り方についても疑問を持ち、研究を開始。「日本的」な医療倫理を目指し、脳死問題、自殺と安楽死、インフォームド・コンセント、ホスピス、ターミナル・ケア等の研究に励む。日本の医療を異文化間の目から見て現代医療は日本人の伝統的価値観や死生観と外れていることに気付き、伝統医療研究会、日本自然治癒力研究会、日本実存心身療法研究会、ホーリスティック医学協会などで、より自然な形の『日本的医療環境』を目指す。つまり、日本の末期患者が抱える多くの病因や悩みは、環境的要因によるもので、自然環境とのより良い共生が実現出来れば、癌のような末期を迎えずに済むと考える。
 日本の病院は患者の精神面を無視しているのをみて、「日本的・佛教的スピリチュアル・ケア」を提案すると同時に、現代日本の価値観の崩壊に対しては、「日本的・佛教的スピリチュアル教育」の研究プロジェクトに力を入れている。環境倫理に関しても『危い日本の生活環境』や『生命と環境』を発表し、西洋的な倫理や感情論を無意識に押し付ける外国の学者に対して、日本人に相応しい倫理を探求している。末期医療と環境倫理の両分野に関して、教科書の執筆や一般講演から専門的な学会発表に至るまで全国的に活動しているのに加え、両分野に関心を持つ優秀な大学院生を育成している。国内外を問わず、学術的に高い評価を受けると同時に、病院のワークショップ、市民講演会、マスコミ等で活躍している。
代表的著書,論文等 『生と死のケアを考える』及び『死の体験』(両方:法蔵館)2000年、1992年
『死を見つめ、今を大切に生きる』(日野原編)(春秋社)2002年、1996年
『脳死と臓器移植』(梅原編、朝日文庫)2000年
『比較文明学を学ぶ人のために』(伊東編、世界思想社)1997年
『いのちと日本人』(白馬社、共著)1995年
所属学会,その他の研究活動等 日本人体科学会 理事
日本宗教学会 理事
日本自然治癒力研究会 理事
日本実存心身療法研究会 顧問
伝統医療研究会 顧問
環境教育振興財団 評議員
国際生命情報科学会 評議員
バイオサナトロジー学会 評議員
日本精神医学史学会 評議員
編集員 Mortality Journal, Near-Death Studies Journal
担当授業
  • 学部 宗教学研究方法論
    宗教心理学
    宗教社会学
    宗教哲学
  • 大学院修士課程 人間社会基礎論
    宗教社会・心理学講義
    社会行動論演習2
    共生人間学研究
  • 大学院博士課程 社会行動論特別演習1・2
    人間社会論特別セミナー
    共生人間学特別研究・・・
  • 全学共通科目 人間科学入門
    情報探索入門
    生命倫理学
    宗教現象学
    英語
経歴等 学歴・学位
1971年 6月 米国プリンキピア大学卒業
1973年12月 ハワイ大学イースト・ウエスト・センター大学院哲学研究科修士課程修了
1981年 8月 ハワイ大学イースト・ウエスト・センター大学院哲学研究科博士課程修了
1981年 8月 授 ハワイ大学Ph. D.

職歴
1981年 8月 南イリノイ大学哲学科助教授
1983年 4月 大阪大学文学部外国人講師
1985年 4月 天理大学外国語学部外国人教師・助教授
1986年 2月 ハワイ大学教育学部助教授
1988年 5月 筑波大学人文学類哲学思想系外国人教師
1992年 4月 京都大学教養部助教授
1992年10月 京都大学総合人間学部助教授
1993年 4月 京都大学大学院人間・環境学研究科担当
1998年 4月 京都大学総合人間学部教授
2003年 4月 京都大学大学院人間・環境学研究科教授(現在に至る)
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