専攻/講座/分野 共生人間学/人間社会論/文化社会論
総人学系 人間科学
所属機関/部局 国際高等教育院
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研究分野
キーワード ドイツ文学・ジェンダー論・フェミニズム・啓蒙主義・身体・18世紀
研究テーマ 啓蒙の精神は、自然のもとでの「平等」という観念に基づいて、「権威」と「予め判断された事柄(先入見)」にとらわれない新たなる視線をもってあらゆる人間関係および生活領域を見直すことを目指した。その際「理性」および「道徳」が絶対的基準とされたがために、排除されるものとしての「非理性」「不道徳」が新たに生みだされ、新たなる抑圧の構造が生まれた。しかしその理念的端緒にあっては、さまざまな差異を差異として認め、同等のものとして評価し、共生を試みる意志があった。またたとえば性や人間関係、あるいは感覚の仕方に関しても、驚くほど「自由」で「新鮮」な捉え方があった。現代の閉塞感は、多種多様な基準の共存が次第に一つに統合され、それが制度あるいは文化として定着してきた結果である。したがって、排除されてきたものを発掘し直すことが、現代を見直すことにつながるであろう。こうした観点から、おもに人間(関係)観・身体観・ジェンダー観をめぐる諸問題を取り上げ、「権威」と「予断」に惑わされない視点、文献の選択にあたっても既存の価値観を相対化できる視点、独自の批判的な視点を構築し、従来の学問の枠組みにとらわれないような研究を指導・促進する
代表的著書,論文等 制度としての〈女〉――性・産・家族の社会史。荻野美穂、姫岡とし子、千本暁子、長谷川博子、落合恵美子、田邊玲子著、平凡社、1991年7月23日発行(執筆担当:純潔の絶対主義、77-136頁)
ドイツ/女のエクリチュール。(編著)剄草書房、1994年12月20日発行(執筆担当:折りとられた自我/カロリーネ・フォン・ギュンデローデ、145-161頁;やっと勝ち得たわたしの自由/アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ、163-189頁)
ドイツ近現代ジェンダー史入門。姫岡とし子・川越修(編)、青木書店、2009年2月26日発行、297頁+31頁。(執筆担当:第1部第2章 一八世紀ドイツにおける美・欲望・ジェンダーをめぐる言説。23-42頁
魂から身体への反転 —— 18世紀における人間・動物・人種をめぐる言説 —— ドイツ文学144号(Band 10 / Heft 2, 2011) 2012年3月25日発行(1-18頁)
翻訳:レッシング作『エミーリア・ガロッティ/ミス・サラ・サンプソン』岩波文庫、2006年12月15日発行;クラウディア・ベンティーン著『皮膚 文学史・身体イメージ・境界のディスクール』法政大学出版局、2014年5月12日発行;ジルヴィア・ボーベンシェン著『イメージとしての女性 文化史および文学史における「女性的なるもの」の呈示形式』渡邉洋子・田邊玲子訳、法政大学出版局、2014年12月15日発行。
所属学会,その他の研究活動等 日本独文学会
18世紀学会
担当授業
  • 学部 制度・生活文化史
    人間科学入門
  • 大学院修士課程 制度・生活文化史
    文化社会論演習
  • 大学院博士課程 文化社会論特別演習
  • 全学共通科目 ドイツ語
経歴等 京大文学部独文出身。いまはなき、帝国大学時代の魑魅魍魎が跋扈していそうな古くて暗い建物で、暗いけれども充実した(?)大学院生活を送りました。あのころはとにかくよく皆で酒を飲んで議論をし、はめをはずしたものです。
長期のドイツ滞在はミュンヒェン大学留学('78/79、'85/86)、フランクフルト大学研究滞在('96〜98)、その他、短期の滞在はベルリン、ハンブルク、ミュンスター等多数。
教師という人種にだけは絶対になるまい、と思っていたのが、いつの間にかこのような職についています。
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