専攻/講座/分野 共生文明学/歴史文化社会論/歴史社会論
総人学系 国際文明学
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Message to the prospective students

 専門とするのは日本中世前期、平安末から鎌倉の政治史です。この分野は、史料の制約もあり、次第に論点も細かくなりつつあります。しかし、通説を克服し、まったく新たな歴史像を構築することは、十分可能です。そうした知的営為に関心のある方は、ぜひ上に掲載した拙著のいずれかをお読みください。
 基本的には、空疎な理論を排した、堅実な史料解釈に基づく、実証的な学問を目指します。
 史料解釈の練磨は厳しいですが、それを乗り越えて、史料の持つ豊穣の世界をともに体験してもらいたいと思います。
 講義は毎年主題を変えますが、主に武士政権成立史の再検討を取り上げます。
 また、院生対象の研究会では、『台記』『玉葉』『兵範記』『吾妻鏡』の輪読を行っています。そのほか、京都在住の第一線の研究者も交えた研究発表会も開催しております。
研究分野 日本中世政治史
キーワード 武士の成立と発展、院政、保元・平治の乱、平氏政権、源平争乱、鎌倉幕府
研究テーマ  様々な文明を生み出してきた歴史環境を考える場合、歴史的事実の正確な理解に立って 自国と諸外国との比較検討を行うことが肝要と考えられる。ここでは、自国史である日本史の立場から、主として日本中世における歴史環境を分析する。
 すなわち、日本中世とはどのような時代であったのかを考察して、その特質を把握とするとともに、同時代の東アジア諸国との関連や比較、また西欧諸国との異同を検討するための概念的・方法論的基盤の確立を目指したい。
 具体的には、貴族政権から武士政権が分立した中世前期の政治史を取り上げて、貴族と武士の実態の再検討、貴族から武士への社会体制の変化について見直し、院政・平氏政権・鎌倉幕府に関する具体的な分析を進める。
 こうした研究を通して、貴族・武士の相違面、対立的側面のみを強調・重視してきた通説的理解を克服し、中世成立期に関する新たな評価を提示するとともに、斬新な歴史像を構築したい。
 こうした視点から諸外国との比較研究を行うとともに、今日に継承されている種々の文化を生み出した歴史環境の再検討を試みたい。そして、このような諸課題を達成するための研究指導を行いたいと考えている。
代表的著書,論文等 単著:『武士の成立』(1994、吉川弘文館)、『院政期政治史研究』(1996、思文閣出版)、『人物叢書藤原忠実』(2000、吉川弘文館)、『平清盛の闘い-幻の中世国家』(2001、角川書店),『源満仲・頼光 殺生放逸・朝家の守護』(2004、ミネルヴァ書房)、『保元・平治の乱を読みなおす』(2004、NHKブックス)
共著・編著:『日本の中世8 院政と平氏、鎌倉政権』(2002年、中央公論新社)、『日本の時代史7 院政の展開と内乱』(2002年、吉川弘文館)、『兵庫県の歴史』(2004年、山川出版)、『古代の人物6 王朝の変容と武者』(2005年、清文堂)
主要論文:「福原遷都と平氏政権」(『古代文化』57-4、2005年)、「源義朝論」(『古代文化』54-6,2002年)、「頼朝軍の上洛」(上横手雅敬編『中世公武権力の構造と展開』所収、2001年)、
所属学会,その他の研究活動等 史学研究会(理事)、日本史研究会、大阪歴史学会、史学会、古文書学会(理事)、洛北史学会、
担当授業
  • 学部
  • 大学院修士課程
  • 大学院博士課程
  • 全学共通科目
経歴等 1954年12月7日、兵庫県西宮市生まれ
1973年大阪教育大学付属高校(池田校舎)卒業
1978年京都大学文学部卒業
1983年京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学
1995年京都大学博士(文学)
1997年京都大学総合人間学部助教授
2003年京都大学大学院人間・環境学研究科助教授
2004年同上教授
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