専攻/講座/分野 相関環境学/自然環境動態論/地球環境動態論
総人学系 自然科学
所属機関/部局
電子メール sugiyama.masahito.5s[ at mark ]kyoto-u.ac.jp
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Message to the prospective students

水圏化学・環境分析化学の研究を目指す皆さんへ
 自然を対象とする研究は楽しくもあり、難しくもあります。しかし、フィールドに出て研究をしていると、まさに自然科学をやっているのだと実感します。
 どうぞ一度研究室に来てみて下さい。
研究分野 地球化学、分析化学、水圏化学、陸水学
キーワード 湖、河川、海、化学動態、物質循環、微量元素の生物地球化学
研究テーマ  水圏、特に湖や河川での物質循環の機構を明らかにすることを目的に、種々の化学成分の動態を研究しています。中でも、化学環境の微細構造を反映しやすい微量元素、生物活動との関連が強いやアミノ酸などの有機物や生体必須元素について調べています。このため、実際に湖や河川に出かけて化学観測をするフィールドワークと、湖や河川で起こっている化学的な反応を模擬的に再現してその成り立ちを検証するモデル実験が研究活動の中心となっています。また、天然水分析への応用を目指した、極微量化学成分の高感度・高精度定量法の開拓という分析化学の研究も行っています。
 現在は主として琵琶湖とその流域を対象に、物質がどのように分布しているのか、化学成分の動きは周囲の環境変化(例えば、富栄養化や無酸素な水塊の出現など)といかなる関連にあるのかを明らかにしようとしています。また、全国の河川の水質調査を行なって、ここ40~50年間での河川環境の変化(例えばダム建設や周辺人口の増加など)が水質にどのような影響を与えているのかを研究しています。ロシア・バイカル湖、中国・雲南省の高原湖沼群、日本国内のさまざまな湖沼の化学動態に関する研究も行なっています。最近ではモンゴルのフブスグル湖上流に端を発し、バイカル湖を経由してエニセイ川そして北極海へと流出する全長5500kmにも及ぶ超長大な水系、フブスグル-バイカル-エニセイ流域の研究にも着手しています。将来的には、陸水学的性格(栄養度、酸性度、湖水の循環の有無など)の異なる国内外の湖や河川と琵琶湖との比較によって陸水域での物質分布の一般則を明らかにしたいと考えています。

< 現在の主な研究テーマ >
・本邦河川水質の現況と生活・産業・水理構造の変化による近過去からの変容
・湖底での溶存酸素減少が誘発する堆積物からの栄養塩溶出
・河川中途停滞水域の出現による物質動態の変化と海洋沿岸域物質輸送への影響
・懸濁生物ケイ酸量の評価と化学動態
・琵琶湖における微量化学成分の動態
・巨大湖バイカルでの物質負荷・循環過程
・超長大水系フブスグル-バイカル-エニセイ流域における物質動態
・中国・雲南高原湖沼群の化学動態と物質循環
・触媒反応を用いる水中微量化学成分の高感度検出法の開拓
代表的著書,論文等 海と湖の化学 (分担), 京都大学学術出版会 (2005)
Geochemical behavior of trace elements in Lake Biwa. Limnology, 6, 117-130 (2005)
Release of trace oxyanion from littoral sediments and suspended particles induced by pH increase in the epilimnion of lakes. Limnol. Oceanogr., 50, 636-645 (2005)
Distribution of particulate nonylphenolin Lake Biwa, Japan. Water Air Soil Pollution, 200, 267-276 (2009)
Liquid chromatography - catalytic analysis detection as a highly sensitive and automated fractional determination method: Determination of iron (II) and (III). J. Liq. Chromatogr. Rel. Technol., 32, 788-800 (2009)
所属学会,その他の研究活動等 日本陸水学会、日本地球化学会、日本海洋学会、日本分析化学会、日本化学会、American Society of Limnology and Oceanography
担当授業
  • 学部 物質分析論
    物質構造機能論演習A
    課題演習:物質の構造と機能
    自然科学特別ゼミナールA・B
  • 大学院修士課程 水圏化学1・2
    水圏化学演習1・2
    相関環境学研究 I ・II
  • 大学院博士課程 相関環境学特別研究 I ・II
    地球環境動態論特別演習1・2
  • 全学共通科目 自然と環境の化学
    生活と環境の化学
    基礎化学実験
    探究型化学課題演習 -海の化学-
    探究型化学課題演習 -湖の化学-
経歴等 1980年 京都大学理学部化学科卒
1985年 京都大学大学院理学研究科博士後期課程研究指導認定退学(化学専攻)
1985年 京都大学化学研究所教務職員
1986年 京都大学理学博士
1987年 京都大学教養部助手
1989年 京都大学教養部助教授
1992年 京都大学総合人間学部助教授
2003年 京都大学大学院人間・環境学研究科助教授
2006年 京都大学大学院人間・環境学研究科教授
2006年 京都大学大学院地球環境学堂教授(人間・環境学研究科両任)
2012年 京都大学大学院人間・環境学研究科教授
2013年 京都大学国際高等教育院(人間・環境学研究科併任)
2016年 京都大学大学院人間・環境学研究科教授

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