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京都大学静照会(総人・人環同窓会)ニュースレター 〜バックナンバー〜


<京都大学静照会の会員の皆様に配信しております>

No12 2012年11月24日発行

No11 2011年6月17日発行

No10 2010年7月30日発行

No9 2010年6月2日発行

No8 2009年6月5日発行

No7 2008年5月7日発行

No6 2007年8月12日発行

No5 2007年5月2日発行

No.1〜No.4 (2006年度)



<京都大学静照会の会員の皆様にBCC配信しております>
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      ■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■    
      〜〜 No.12 (2012年11月24日発行)〜〜
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既に御存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、京都大学では目下、松本総長が教養
教育に関する組織改変を唐突に、そして又一方的に推し進めようとしています。この為、
京大の教養教育は目下改悪への一途を辿ろうとしており、そしてまた総人・人環は、実
質的に解体される危機に瀕しています。
この極めて由々しき事態に鑑みまして、今号ではこの「国際高等教育院」問題を特集致
します。各位には是非御一読下さいますよう御願い申し上げます。
(同窓会役員一同)
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●○ 目次 ○●
 1.「国際高等教育院」構想の経緯と問題点
 2.会員の声
   伏見裕子さん(H13)、東田大志さん(H17院)、吉田弘生さん(H23)
 3.総人・人環の実質的廃止に対して何ができるか?

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◆◇ 1.「国際高等教育院」構想の経緯と問題点 ◇◆

「国際高等教育院」構想は、今年6月に設置された「大学改革特別委員会」において、
従来賛成の多かった別の案を無視して松本紘総長から提示された案で、来年4月1日の
設立を目指しています。当初は、京大生の英語力を向上させるために、ネイティブ・ス
ピーカー100人程度を雇用するといった漠然とした構想でした。そのうち、この雇用
に必要な予算はつかないことになりました。こうした状況の中、6月から一転して、全
学共通科目を担当している人間・環境学研究科・総合人間学部の教員のうち96人分、
理学研究科の教員のうち27人分、その他の部局からも数人単位のポストを「国際高等
教育院」に移すという案が示されました。現在135人いる人環・総人の教員のうち、
39人だけを人環・総人に残し、配置換え96人分は人環・総人を併任・兼担とするこ
とになっています。
総人・人環では、九月の教授会において、この案に反対する決議を全会一致で行いまし
た。その理由は次の通りです。

1.「国際高等教育院」構想は、教養教育の破壊です。
 私たちは、全学共通科目の教育と、専門科目の教育を序列化すべきではないと考えま
す。すなわち、全学共通科目を教える教員は研究をせずにたくさんの授業を担当させれ
ばよいとか、全学共通科目は有期雇用の教員に担当させればよいといった考え方は拒否
します。同時に、専門教育担当者は全学共通科目を持つ必要はないという考え方にも与
しません。たとえば、優秀な数学者が1年生の一般教育を教えたことで、お互いにその
面白さに目覚めた例が、日本でも、また欧米の大学でもあるからです。研究はもちろん、
大学院・学部の教育にも携わる教員が、その経験とセンスをベースに行う教養教育にこ
そ、学生は魅力を感じるはずです。とくに、本学の優秀な学生が、教養教育「専従」教
員の授業に満足するとは到底思えません。

2.「国際高等教育院」構想は、学部自治の破壊です。
 「国際高等教育院構想」は、松本総長が一方的に押しつけてきたものです。冨田恭彦
研究科長の度重なる質問、異議申し立て、対案としての「CU(Core Unit)21」の
提示、教授会での反対声明は、残念ながら無視されてきました。総長は当初「当該部局
の反対する案を無理に通すことはしない」とおっしゃっていました。にもかかわらず、
この構想で最も影響を被る人環・総人からの異議に全く答えることもなく、教授会によ
る反対決議をも無視しつづけ、強硬に構想を押し進めようとしています。松本総長のこ
のような大学運営は、もはや恐怖政治の域に達しており、学部自治を重んじる本学の伝
統は風前のともしびです。「国際高等教育院」への強制的な配置換えを前例として、教
員・部局の意向を無視した組織改変が横行することを私たちは強く危惧します。

3.「国際高等教育院」構想は、人環・総人の破壊です。
 私たちは、約20年前、教養部が改組され総人・人環が誕生して以来、学部・大学院
の専門教育と全学共通科目を、すべての教員が公平に担当するという理念のもとに、全
教員が一丸となって教育を行ってきました。具体的には、幅広い専門領域をカバーする
教員集団によって、総人では理系・文系にまたがる5つの学系を、人環では3専攻の組
織体制をつくり、教育・研究を推進してきたのです。その組織体制こそ、幅広い高度教
養教育の基盤であることは言うまでもありません。もし、この組織体制が総人・人環と
「国際高等教育院」とに分断されれば、これまでの教育指導体制が不可能になります。

4.私たちは、決して現状維持を主張しているのではありません。
 人間・環境学研究科教授会では、9月の段階で、総長の提示する「国際高等教育院」
構想の対案として「CU(Core Unit)21」構想を提案し、総長はじめ、各部局長に
送付しています。これは、総長指名の責任者、および、10学部から各2名の出向教員
によって構成される常駐組織であり、高等教育研究開発推進機構の弱点とされる「企画
力」を強化する組織です。ここでは、「人文・社会科学系科目群」「自然・応用科学系
科目群」「外国語系科目群」「現代社会適応科目群」「拡大科目群」それぞれに4名ず
つの企画・調整担当の教員を配置し、各学部の意見を集約して適切な改革を行います。
これによって、従来の弱点は克服できるにもかかわらず、総長は真摯に検討していませ
ん。

 総人・人環では、以上のような理由により「国際高等教育院」構想に反対する教授会
の総意に基づき、教員有志(11月22日現在で62名)が11月12日から昼休みの時間に路上
演説と署名収集を行っています。また学生有志も11月19日より抗議運動と署名の呼びか
けを開始しました。

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◆◇ 2.会員の声 ◇◆           
                
                         伏見裕子さん(平成13年入学)
私は、京都大学総合人間学部を2007年に卒業し、現在は人間・環境学研究科博士後期課
程に在籍しております。
京都大学の自由な学風、学部1年次から教養教育と専門教育を一体的に受けられるという
総合人間学部ならではのシステム、同じ学部や研究科のなかに多様な分野を専攻する仲間
や教員がいるという学際的な環境に誇りをもってまいりました。現在、自分が既存の学問
分野にとらわれない研究に取り組むことができているのは、このような環境の賜物である
と日々実感しているところです。
しかしながら、最近、総合人間学部および人間・環境学研究科の大幅な縮小につながる
「国際高等教育院」構想が、構成員との話し合いもないままに進められているということ
を知り、大変驚くとともに、深く憂慮しております。
総長は、「国際高等教育院」が教養教育の質を向上させると主張しておられますが、この
組織の構成員が教養教育専従とされることにより、京都大学における最先端の研究と教養
教育が分断されると、教養教育の深みが失われ、レベルも凋落してしまうのではないでしょ
うか。また、教養教育の開講科目数が絞られることにより、科目の多様性と選択の自由が
侵害されることは明らかです。さらに、この組織が総長の直轄とされることが、かつて
「沢柳事件」等の歴史的教訓により確立された教授会自治を蔑にするものである点も看過
できません。自治の認められない組織で、学生の自由な発想を培うような教育が行われる
とは到底思えません。
私は、京都大学に籍を置く人間として、「国際高等教育院」構想に強く抗議いたします。
                         (大学院人間・環境学研究科)


                       東田大志さん(平成17年人環進学)
人環D3の東田大志と申します。私は、もともと京大法学部に入学しました。しかし、人
環の先生方が提供する一般教養科目に深く感銘を受け、親の大反対を押し切って総合人間
学部に転学部をして、研究の道に進むことを決意しました。現在は、日本でただ一人のパ
ズル研究者として、人環にて博論を書いているところです。
さて、今総長が推し進めている「国際高等教育院」構想は、そんなわたしの人生を導いて
くれた一般教養科目のあり方を大きく変えてしまう大変危険な構想です。それどころか、
この構想によって人環と総人は縮小確実となり、解体寸前の危機に瀕しています。各分野
の一線で活躍する研究者だからこそできる人環の先生方の教養教育はないがしろにされ、
時代逆行も甚だしい教養専任の教員が置かれる構想となっています。
わたしは幸いにも、まだ学生の身分でありながら10冊の著書を出させて頂いております
が、それも人環の先生方による教養教育が優れていたからに他なりません。学部の頃には、
単位とは関係なく「パンキョー科目」を数多く受けさせて頂き、増加単位を山のように取
得しました。また、大学院に入ってからも学部の「パンキョー科目」にもぐっては、第一
線の先生方によるわかりやすい授業を楽しく聞かせて頂いて来ました。これらの積み重ね
がなければ、今の「パズル学」はあり得なかっただろうと思います。
ユニークな研究への道を絶やさぬためにも、OBの皆さま方からも「国際高等教育院」構
想反対の声をあげていただけるようお願い申し上げます。
                         (大学院人間・環境学研究科)


                         吉田弘生さん (平成23年入学)
総合人間学部2回生の吉田弘生と申します。大変恐縮ですが、今回文章を寄稿する役を仰
せつかりました。「国際高等教育院」構想に関する一番の問題点は、「構想の内容が周知
されないまま話が急速に進んでいる」ことだと思います。学生の間にこの構想についての
話が広まり出したのは、有志の先生方が辻説法を開始された11月12日ごろのことでした。
一方、この構想が正式決定されるのは、12月4日の部局長会議においてです。
 危機感を持った学生の有志も、人環、総人の先生方の話を聴いたり、ウェブ上の資料を
読み込んだりして、情報収集を始めました。そして、問題の存在を周知し、松本総長に学
生への説明・意見聴取を求める活動も開始しました。とはいえ、こうした危機感の強い学
生であってさえ、構想の全貌は把握できていません。推測でしか語れないことも多く、指
摘されているさまざまな問題点が、実際はどの程度杞憂なのかということも、判然としま
せん。この混乱は、ひとえに松本総長が「詳細は何も語らない」という姿勢を保ち続けて
いることにあります。
少ない情報から想像される、松本総長がめざす一般教養教育が、京都大学で学問を修めん
とする真面目な学生にとってよりよいものであるとは、私には思えません。一般教養を専
任化し、研究から遠ざけることは、自学自習では得られない学問の第一線に触れる機会を、
学生から奪うことにつながります。また、松本総長は実学偏重的な発言をしており、この
改革により教養教育の多様性が失われることが懸念されています。よしんば自由度を制限
することが不真面目な学生の粛正になるとしても、それが真面目な学生の勉学を抑制する
ものになる以上は、それを京都大学において実施するべきであるとは、決して思いません。
拙文におつきあいくださり、ありがとうございました。同窓生の皆様も、この構想および
それにまつわる問題について、お考えいただければ幸いです。
                               (総合人間学部)
  
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◆◇ 3.総人・人環の実質的廃止に対して何ができるか? ◇◆
総長の思惑では、この「国際高等教育院」の構想は、何と12月初旬の会議で正式に批准さ
れる予定になっております。われわれに残されているのは、ごくわずかな時間しかありま
せん。
それではいまなお、われわれに何ができるのでしょうか。同窓会といたしましては、こう
した問題意識をお持ち下さる皆様には、以下のサイトをご案内申し上げたく存じます。と
くに教員有志のホーム・ページでは、電子署名の収集も行っています。

・ツイッター「自由の学風」
https://twitter.com/orita_hikoichi
・ツイッター「京都学生会議」
http://twitter.com/think_kyodai
・教員有志のホーム・ページ「京都大学の自由の学風のために」
http://forliberty.s501.xrea.com/

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   発行者:同窓会会長 安部浩
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  担当:同窓会幹事 金丸敏幸 事務局員 田村真美子
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<京都大学総人・人環同窓会の会員の皆様にBCC配信しております>
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      ■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■    
       〜〜 No.11 (2011年6月17日発行)〜〜
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 東日本大震災で被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。
また、犠牲になられた方々へのご冥福をお祈りいたします。
 震災の日からすでに2か月あまりになりますが、いまだ復興も原発の
問題も解決のきざしがみえそうにありません。同窓生の皆さまのご無事
を願うばかりですが、被災され、御親族を失くされ、職場を失われて困
難のさなかある方には、なんと申し上げてよいかわかりません。お届け
するこのお報せがせめて皆さまの御心のなぐさめと支えになりますよう、
願っております。               (同窓会役員一同)

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●○ 目次 ○●
 1.平成23年度第6回総会のご案内
 2.卒業生の声 〜Vol.8〜
   安部浩さん(H5M)、坂田三太郎さん(H15)、小原丈明さん(H6)
 3.平成20年度版同窓会名簿についてのお知らせ

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◆◇ 1.第6回総会のご案内 ◇◆

 今年度の第6回総会は6月25日(土)午後2時、京都大学人間・
環境学研究科棟地下大講義室にて開催します。

 第6回総 会   14:00〜14:50 
 懇 親 会    15:00〜17:00 生協吉田食堂2F
 
 多くの同窓生の皆さまのご参加をお待ちしております。

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◆◇ 2.卒業生からのお便り 〜Vol.8〜 ◇◆           
                
          安部浩さん(平成5年修士入学、現同窓会会長)
                         ミュンヘン便り
 異国で生活を始めることは、万事不如意である。
 だが様々な発見もある。当地では何かを待つ際、人々は並ぶものの、
順番は必ずしも遵守されない。各人は自己の利益を第一に最大限追求す
べきなのであり、しかもそれが相互に合意されているのだ。バス乗り場
や百貨店のカウンターの前で、謙譲は美徳ではなく、端的に無である。
 人々は又意思疎通にも並々ならぬ情熱を傾ける。能う限り自分を相手
に理解させるべく、滔々と説いて已まない。恰も人々は話し合っている
限りにおいて、互いに存在を認め合っているかの如き感がある。カフェ
や会食の場では、沈黙は金ではなく、ともすれば当人の不在をも意味す
る。
 社会契約論を始め、西洋の諸思想は、こうした土壌にこそ生い立った
のだ。
 ここでは「なくてあるもの」を如何にして語りうるのだろうか。しか
も、あくまでも「あるものはあり、ないものはない」という原則に貫か
れた言語を以てして。
 私が敬愛して已まぬ詩人は、嘗てこう詠った。「私が生き、そして
「有る」ことを信じたいのだ。永久に一つの「無」が、自分に有ること
を信じたいのだ」。かくて詩人は「喪心者のやうに空を見ながら、自分
の幸福に満足して、今日も昨日も、ひとりで閑雅な麦酒を飲んでる」。
 何時までも明るい宵の空を眺めながら、私も白ビールを飲むことにし
よう。

                坂田三太郎さん (平成15年入学)
 イースターの4月、ドイツは絶好の日和に恵まれました。実家に帰省
する若者や旅行者であふれる列車の車窓からは、太陽に輝く菜の花畑が
広がっています。私の行き先はフランスとの国境を越えてすぐのストラ
スブール、京大在学中に交換留学をし、結果的に就職探しに大きく影響
した町です。
 留学していたのはもう5年前のことでした。駅の外観は近代的になり、
市内交通網は拡大、町の中心の広場に新しくできた噴水では、子どもた
ちが水遊びをしていました。再会した旧友は、大学を卒業して就職して
いたり、博士課程に進学していたり、ヨーロッパの若者としては珍しい
ことではありませんが、定職もなくふらふらしたりしていました。留学
以後5年間、必ずしも頻繁に連絡を取れていたわけではありませんが、
昔のようにともに語らい、冗談を言い合えば、自分の原点に遡った感覚
もします。
 社会人になってからも、数多くの出会いに恵まれていますが、大学時
代に深めた友情はやはり格別なものと、改めて感じさせられました。異
なる立場の人との相互理解や信頼関係が基盤となる仕事を選びましたが、
これからも、数年、数十年と続いていく友好関係を築いていきたいとい
う気持ちとともに、楽しい週末を終えてドイツに戻ってきました。
ドイツ・レーゲンスブルク大学政治学研究科在学(外務省在外研修)


                  小原丈明さん(平成6年入学)
                      京都・京大を離れて
 学生時代から16年過ごした京都・京大を離れ、東京に移って1年が
経った。しかし、都市を専門に研究しているにもかかわらず、いまだ東
京のことはよく分かっていない。その上,現任校の施設配置や組織構造、
諸々の手順・慣行、人間関係などの裏事情にも疎く、いまだ吉田南構内
(および人々)のことの方が分かっている状況だ。
 このように,大学人としても、東京在住者としても半人前の状況であ
り、ただ変わった点としては、年齢が1つ増えたことと、関西弁と標準
語(東京弁?)のハイブリッドという怪しげな言葉を話すようになった
ことくらいか。
 こちらで、関西に戻っても、京都(関西)と東京の違いについてよ
く尋ねられる。無論,国が異なる訳ではないので大きな違いなどは感じ
ないが、当初、エスカレーターの立ち位置が左右で異なる点や、夜中遅
くでも街なかに人で溢れている様には違和感があった。いまでも困るこ
とといえば、こちらが話す言葉を額面通りに受け取られてしまう点だ。
関西では暗黙の了解で行間を読み、相手の発言の真意を理解した上で会
話が展開されていると思うが、こちらはそうではない。もちろん、一概
には言えないが,皆さんもご注意いただきたい。
 京大と現任校、違いについても尋ねられる。国立と私立の違いや担当
学生数の違い(今年度のゼミ生は50人!)など、当然、多くの点で大
きな違いがあるのだが、大学の有する雰囲気は意外と似ている気がする。
蛮カラな学生のイメージ、一部の学生(?)によるある種の活動が盛ん
なイメージ、そして男子学生が多くむさ苦しいイメージなど共通点が多
い。特に、私の所属する学科,そして私のゼミにおける男子学生比率の
高さといったら・・・・。同じ昨年の4月に、東京の某大学に転任した
W氏のところは、きっともっと華やかな雰囲気なのだろう。
 日々の仕事・生活に追われていると京都・京大を意識することはあま
りないのだが、同じ所属学部の教員が以前に京都に住んでいたとか,あ
るいは京大出身者であるとかだと少し親近感を感じる。昨年度の学部長
が京大出身者(文学研究科)であり、先方からも色々と話しかけていた
だいた。ただ同時に、諸々の業務(雑用)がもれなく付いてくるのだが
・・・・。同じタイミングで着任した同僚の1人が、なんと人環出身者
であった。偶然に過ぎないのだが、やはり嬉しいものである。総人・人
環の歴史が長くなり、多くのOB・OGが巣立っていくにつれ、大学に限ら
ず色々な場で総人・人環出身者同士がばったりと遭遇することが珍しく
なくなるであろう。そのような時のためにも、それらOB・OGを繋ぐネッ
トワークとしての同窓会が、今後もっと盛況になっていってくれればと
東京の地から願っている。       (法政大学文学部地理学科)
  
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◆◇ 3.平成20年度版同窓会名簿(2010年5月)について ◇◆

 かねてよりご案内して参りました通り「平成20年度版同窓会名簿」
は、平成19,20,21年度の会費を納入して下さった会員にお届け
しております。名簿が届いていなくて必要な方は事務局までお問合わせ
下さい。不足額をお調べして振込みを確認したうえで事務局よりお送り
します。なお、お振り込みは下記のところにお願いします。

 [振 込 先] ゆうちょ銀行
 [記号—番号] 14490−38594851
 [ 名 称 ] キョウトダイガク ソウゴウニンゲンガクブ
      ニンゲンカンキョウガクケンキュウカ ドウソウカイ
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※「総人・人環同窓会ニュースレター」への参加登録/配信停止につ
いて件名ないし本文に「参加登録」/「配信停止」を明記のうえ、
sojinkan.d[@]gmail.com([@]カッコを取って送信してください)
宛てに送信していただくか、このニュースレターに返信してください。

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   発行者:同窓会会長 安部浩
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  E-mail: sojinkan.d[@]gmail.com  
   ([@]カッコを取って送信してください)
  担当:同窓会幹事 金丸敏幸 事務局員 木下晴世
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      ■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■    
       〜〜 No.10 (2010年7月30日発行)〜〜
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●○ 目次 ○●
1.第5回総会・第4回フォーラムのご報告
2.総合人間学部オープンキャンパス2010のご案内
3.第5回京都大学ホームカミングデイのご案内
4.新しい同窓会名簿(平成20年度版)について
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◆◇ 1.第5回総会・第4回フォーラムのご報告 ◇◆

 第5回総会は6月12日(土)午後1時より人環地下大講義室で開催、
新旧研究科長をはじめ、先生方と同窓生のみなさまにご参加いただき、
新役員の紹介、収支報告と予算案などについての質疑応答、承認を得て
無事終了致しました。
 また第4回フォーラムは講演者に上田正昭先生と小倉紀蔵先生、司会
には木下富雄顧問をお迎えして「東アジア共同体」についてお話を伺い、
これからの日本や大学の将来について考えつつ、活発な議論をまじえ、
やや時間不足ながら盛会のうちに幕を閉じました。
 その後、場所を生協吉田食堂に移して懇親会では、自己紹介や近況報
告など、なごやかな歓談のうちに終えることができました。
 アナウンスの期間が短くいささか心配しておりました、なんとか
無事に終えることができて、ほっとしております。
 次年度もまたいっそう多数のみなさまのご参加をお待ちしております。
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◆◇ 2.総合人間学部オープンキャンパス2010のご案内
               新たな「人間の学」をめざして ◇◆

日 時: 平成22年8月11日(水)10時〜16時
場 所: 総人・人環キャンパス
内 容: 学部説明会、模擬講義、学部相談コーナー、研究室実験室の
     公開、総人紹介コーナー、学生企画など
詳細はこちらへ
全学のオープンキャンパスは11日と12日の二日間に開催されます。
お時間があればキャンパスの様子などごらんになりがてらお訪ね下さい。
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◆◇ 3.第5回京都大学ホームカミングデイのご案内
               あのとき あのころ あの青春 ◇◆

日 時:平成22年11月13日(土)9時より
場 所:メイン会場 京都大学百周年時計台記念館
開催イベント:
 ・記念講演会 第1部講師:森純一 京都大学国際交流推進機構長
   第2部講師:小林誠 ノーベル物理学賞受賞
日本学術振興会理事
 ・記念演奏会 京都大学マンドリン・オーケストラ
 ・懇 親 会 京都大学チアリーダーTREVISの参加など
 ・キャンパス公開 総合博物館、附属図書館、尊攘堂、清風荘、
          北部キャンパスツアー等
 ・京都大学総合博物館ホームカミングデイ特別展 
          坂本龍馬書簡等(附属図書館所蔵)
詳細はこちらへ

もうひとつの同窓会として多数のみなさまのご参加をお待ちしております。
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◆◇ 4.新しい同窓会名簿(平成20年度版)について ◇◆

 18年度版に続いて新しい名簿ができました。すでにお届けしている
以外の会員で名簿が必要な方は、事務局までお問合わせ下さい。会費の
不足額をお調べして、振込みを確認したうえで事務局よりお送りします。
なお、お振り込みは下記のところにお願いします。
 [振 込 先] ゆうちょ銀行
 [記号—番号] 14490−38594851
 [ 名 称 ] キョウトダイガク ソウゴウニンゲンガクブ
      ニンゲンカンキョウガクケンキュウカ ドウソウカイ
 同窓会のゆうびん振替口座にお振り込み頂いてもかまいませんが、その
ばあいは「名簿」必要と注記してください。
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 件名ないし本文に「参加登録」/「配信停止」を明記のうえ、
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■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■
   発行者:同窓会会長 安部浩
  <お問い合わせ先>
  Tel/Fax:075-753-2984(事務局)
  E-mail: soujinkan.d[@]gmail.com  
   ([@]カッコを取って送信してください)
  担当:同窓会幹事 金丸敏幸 事務局員 木下晴世
NL配信業務委託:サラト㈱ URL:http://www.sarat.co.jp/
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      ■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■    
       〜〜 No.9 (2010年6月2日発行)〜〜
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●○ 目次 ○●
1.平成22年度第5回総会のご案内
2.平成20年度版同窓会名簿についてのお知らせ
3.第4回総人・人環同窓会フォーラムの詳細について
4.第4回同窓会フォーラム・第5回総会案内の訂正
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◆◇ 1.第5回総会のご案内 ◇◆

 今年度の第5回総会は6月12日(土)午後13:00より、京都大学
人間・環境学研究科棟地下大講義室にて開催します。多くの同窓生の皆様
のご参加をお待ちしております。

 第5回総 会   13:00〜13:50
 第4回フォーラム 14:00〜16:00
  上田正昭先生・小倉紀蔵先生講演会(詳細は3.をご覧ください。)
 懇 親 会    16:15〜18:00 吉田生協食堂1F
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◆◇ 2.平成20年度版同窓会名簿(2010年5月)について ◇◆

 かねてよりご案内して参りました通り「平成20年度版同窓会名簿」
は、平成19,20,21年度の会費を納入して下さった会員にお届け
しております。名簿が届いていなくて必要な方は事務局までお問合わせ
下さい。不足額をお調べして振込みを確認したうえで事務局よりお送り
します。なお、お振り込みは下記のところにお願いします。
 [振 込 先] ゆうちょ銀行
 [記号—番号] 14490−38594851
 [ 名 称 ] キョウトダイガク ソウゴウニンゲンガクブ
      ニンゲンカンキョウガクケンキュウカ ドウソウカイ
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◆◇ 3.第4回総人・人環同窓会フォーラム
              「東アジア共同体の可能性」 ◇◆

 周知の通り、鳩山首相による東アジア共同体の設立構想は、国の内外
を問わず、目下賛否両論を巻き起こしております。折しも日韓併合から
一世紀を経た本年、当フォーラムは、我が国を代表する歴史学者の
御一人であられる上田正昭先生と韓国思想をご専門とされている本研究科
准教授の小倉紀蔵先生を御迎えし、また同窓会顧問の木下富雄先生による
司会のもと、御講演を拝聴しつつ、この世論を二分する問題について、
参加者全員で討議する機会を持ちたいと思います。

 上田正昭先生と小倉紀蔵先生のご講演と対談 司会 木下富雄先生
  ① 14:00〜14:05 開会のあいさつ/フォーラムの趣旨説明
  ② 14:05〜14:35 上田正昭先生のご講演
     「東アジアの中の日本—東アジア共同体構想をめぐって—」
  ③ 14:35〜15:05 小倉紀蔵先生のご講演
     「むしろ東アジア共異体をめざそう」
  ④ 15:15〜16:00 お二人のご対談と質疑応答
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◆◇ 4.第4回同窓会フォーラム・第5回総会案内の訂正 ◇◆

 先日お送りしました案内文書の2頁「平成22年度会費納入のお願い」
という項目の3行目にある「21年度」は「22年度」の間違いでした。
 つつしんで訂正させていただきます。
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※「総人・人環同窓会ニュースレター」への参加登録/配信停止について
 件名ないし本文に「参加登録」/「配信停止」を明記のうえ、
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■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■
   発行者:同窓会会長 安部浩
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      ■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■
    
       〜〜 No.8 (2009年6月5日発行)〜〜

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●○ 目次 ○●

1.第4回総会のご案内

2.卒業生の声 〜Vol.7〜
 
3.同窓会・学生部企画のご報告

4.第3総人・人環同窓会フォーラムについて

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◆◇ 1.第4回総会のご案内 ◇◆


 今年度の第4回総会は6月20日(土)午後13:00より、

京都大学人間・環境学研究科地下会議室にて開催の予定です。


日時:6月20日(土)
 
 第4回総会    13:00〜13:50

 第3回フォーラム 14:00〜16:00

 作田啓一先生・大澤真幸先生講演・対談会「アキハバラからみる“今”」

  (詳細は4.をご覧ください。)

 懇親会      16:15〜18:00


詳細はすでにご案内を郵送しております。

多くの同窓生の皆さまのご参加をお待ちしております。


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◆◇ 2.卒業生からのお便り〜Vol.7〜 ◇◆

              
                 せきざきけいすけさん(17年入学)

 新緑の香が清々しい季節となりました。大学を卒業して一ヶ月、少年老
い易く学成り難しとの格言よろしく、学生たる身分を全うせぬまま、身分
だけが過ぎ去ってしまったような気がしています。
 さて、私も身分上は社会人となったものの、実感は未だありません。
せいぜい京都に居たときよりも信号を守るようになった。進歩といえば、
まァそれくらいかもしれません。
 毎朝、塩風と排気ガスを身に浴びながら、市場へと自転車を駆っており
ます。(後略)
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◆◇ 3.同窓会・学生部企画のご報告 ◇◆


☆其の一.卒業パーティ開催

 3月24日、総人・人環の卒業生をお祝いする卒業パーティを開催し
ました。昨年度から同窓会で企画していますが、今年度は昨年度を上回る
100人近い卒業生の方に参加していただきました。短い時間でしたが、
それぞれのテーブルで話が盛り上がり、楽しい時間を過ごして頂けたと
思います。


 
☆其の二.新入生歓迎冊子「そーじんひとかじり」2009

 おかげさまで3号目を迎えました。毎号少しずつ表情を変えていますが、
総人という広い世界をひとかじり、というコンセプトは変わりません。
上回生からのメッセージ、総人ゼミや人環フォーラムの紹介などなど、誰
にでも楽しんでいただける内容になっています。
 ぜひ一度手にとってご覧ください!



☆其の三.新入生歓迎合宿開催

昨年に続いて今年も4月18日〜19日に新入生歓迎合宿を開催しました。
100人以上の新入生と40人の上回生が集う総人ではまれに見る大規模
な企画です。先輩によるミニ講演や学系ごとの交流会に加え、ハイキング
やビンゴなどのお楽しみもあり、盛りだくさんな合宿でした。新入生同士
の横の交流はもちろん、新入生と上回生の縦の交流も深まり、有意義な2
日間になりました。現在、その報告書を作成中です。


 
★其の四. 第2回総人・人環同窓会フォーラム

             『学生と語る総人・人環のいま』

2008年6月21日(土)@京都大学人間・環境学研究科地下会議室
参加者からいただいた感想をご紹介します。


・今回のフォーラムの趣旨は今の総人学生を紹介することだと思います
が、紹介された人たちは昔とあまり変らない部分ではないかなという印象
を受けましたが、どうなんでしょうか。 昔の学生の様子がどうだったの
かを知りたくなりました。


・印象に残っているのは、「振り返れば、どんな時にも意味がある」とい
うOBの言葉。総人生のありのままの今、を写した映像作品は、その意味で
もとても良いものだったと思う。


・個人的にはドキュメンタリーもおもしろかったが、私にとって一番大き
かったのは四回生の話を聞く機会を持てたことだった。これからの進路な
どを考えるにあたって少なからず参考になったし、気も楽になった。
 私の場合はゼミなどで総人の四回生と話す機会が無いということがあっ
たが、同様に、他の回生と関わりのない学生にとってはよい機会だったと
思う。

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◆◇ 4.第3回総人・人環同窓会フォーラム

                「アキハバラからみる“今”」 ◇◆

 昨年起きた秋葉原の連続殺傷事件を糸口にして—自殺願望、不特定多数
を対象とした殺人、非正規雇用、貧困問題等といった—現代日本の諸問題
について、作田啓一・大澤真幸両先生のお話を拝聴しつつ、参加者全員で
討議したいと思います。
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      ■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■
    
       〜〜 No.7 (2008年5月7日発行)〜〜

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●○ 目次 ○●


1.同窓会総会のご案内

2.卒業生の声 〜Vol.6〜

 チャンティマー・チャンタラーさん(人環平成11年博士課程入学)

3.新しい事務局員のごあいさつ

4.同窓会・学生部企画のご報告


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◆◇ 1. 同窓会総会のご案内◇◆


 今年度の第3回総会は、6月21日(土)午後13:00より、

京都大学人間・環境学研究科地下会議室にて開催の予定です。


日時:6月21日(土) フォーラム 13:00〜15:00

          第2回総人・人環同窓会フォーラム

             (→詳細は4.にて)

          総 会   15:00〜16:00

          懇親会   16:00〜18:00


 詳細は5月中旬にご案内を郵送いたします。

 多くの同窓生の皆さまのご参加をお待ちしております。


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◆◇ 2.卒業生の声 〜Vol.6〜 チャンティマー・チャンタラーさん

                (人環平成11年博士後期課程入学)◇◆


第6回はチャンティマー・チャンタラーさんからの“声”です!


小さな架け橋

 日本語を習いはじめた頃から、いつか日本とタイの架け橋になりたいと
思っていました。「架け橋」というものがどういうものなのかはよく分か
りませんでしたが、なんとなく外交官になれば両国のために役に立てるの
ではないかと思いました。残念なことに、外交官にはなれず、今は日本で
就職することになりましたが、「日タイ修好120周年」を迎えた昨年に
は「少しは架け橋になれたかも」という思いが私の中にありました。
なぜなら、2007年には大阪で「修好120周年」を記念してさまざま
な祝賀行事が催され、わずかでしたが、私もその各々の行事に様々な形で
携わることができたからです。両国の友好関係を深めることができたこと
も無論ですが、自分でタイの文化をはじめ、タイについて具体的に日本の
皆様にご紹介できたことを、今も誇りに思っています。
 大きな架け橋になったとは言えませんが、最初に日本語を学びはじめた
ときから持っていた夢に近づけたのではないかと思います。今は、その
「架け橋」の「柱」になるものを作ってくださった周りの方々に
感謝しながら自分の小さな夢にもっと近づけるように頑張れる気がします。

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◆◇ 3.新しい事務局員のごあいさつ 〜 きのしたはるよ ◇◆

 Saluon!
 みなさま、こんにちは! きのしたはるよ と申します。
 この四月から同窓会の事務局をお手伝いすることになりました。
昨年まではこの総人・人環キャンパスで非常勤職員として講座の先生方
の事務や図書館の仕事などしてまいりましたが、めでたく?定年を迎え、
心機一転、新しい職場で新しい仕事をすることになりました。とうぜん
ながらまだ手探り状態で、じつは同窓会なるものがあることも知らずに
いました。
 はじめてここに来て印象深かったのは、「学生部?」(なにかいい
名前があるといいのですが)のみなさんがじつに活発に、また楽しそうに
、創意工夫をこらしながら活動していらっしゃることです。同窓会として
はかなりユニークなことといえましょう。いつ、だれが言いだして、こう
いう活動がはじまったかは、おいおいわかってくるでしょうが、この元気
なみなさんと、また先生方や卒業生の皆さまとご一緒にお仕事ができるの
は、とても幸せなことと思っています。まだ何もわからない状態ですが、
少しずついろんなことを覚えながら働いていきたいと思います。そうして
この同窓会の発展に少しでもお役に立てるように願っております。
 しばらくはあっちを見たり、こっちを見たりして、みなさまのあとを
追いかけながら、毎日を過ごしてゆきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 Dezirante felicxan prosperon de la asocio de kunlernantoj en la
fakultato de la integra studo pri homo kai la instituto de la studo
pri homo kaj medio de la universitato de Kioto! -- primavero                         
(エス−和訳「総人・人環同窓会の幸多き発展を願いつつ
-- きのしたはるよ」)

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◆◇ 4.同窓会・学生部企画のご報告 ◇◆

☆其の一.卒業パーティ開催

3月25日、総人の卒業生をお祝いするため卒業パーティを開催しました。
このパーティは、昨年卒業生の有志で行っていたものを今年度から同窓会
で企画することになったものです。事前に告知していたこともあり、当日
は50人近い卒業生の方の参加がありました。短い時間でしたがそれぞれ
のテーブルで話が盛り上がり、楽しい時間を過ごしていただけたと思いま
す。
 
☆其の二.新入生歓迎冊子「そーじんひとかじり」2008

昨年に引き続き、新入生向け“総人入門冊子”「そーじんひとかじり」を
制作・配布しました。総人のスタッフのみなさんからの歓迎メッセージを
はじめ、昨年度より開講されている「総人ゼミ」の紹介や「学系入門科目」
の履修アドバイスなど、総人ならではのコンテンツ盛り沢山の内容となり
ました。また、昨年度の卒論の紹介なども盛り込み、新入生の旺盛な学問
意欲にも寄与できる1冊に仕上がったと自負しております。6月の同窓会総
会の場にご用意いたしますので、お手にとってご覧いただければ幸いです。

☆其の三.新入生歓迎合宿開催

4月19日〜20日の1泊2日で総人の新入生歓迎合宿を開催しました。
初めての試みでしたが、新入生90人、上回生28人の参加という大規模
な合宿となりました。合宿中には上回生による総人での体験談紹介や学系
に分かれての交流会などを行い、新入生同士の交流はもちろん、新入生と
上回生の縦の交流も深めることができました。
 
★其の四. 第2回総人・人環フォーラム『学生と語る総人・人環のいま』

前回のフォーラムで、同窓生のみなさまより「今の総人・人環の学生の様
子を知りたい」「もっと学生と話したい」とのご要望をいただきました。
これをうけ、今回のフォーラムでは現役学生のさまざまな活動を紹介しな
がらこれからの総人・人環の可能性をみなさまと一緒に考えてみたいと思
います。

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      ■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■    
       〜〜 No.6
(2007年8月12日発行)〜〜
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●○
目次 ○●


1.第2回同窓会総会のご報告
2.関東支部・懇親会(9月5日)のご案内
3.卒業生の声 〜Vol.5〜 
矢野明子さん(総人3期生・人環修士)


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◆◇
1.第2回同窓会総会のご報告 ◇◆


6月16日(土)に時計台記念館にて第2回総会を開催し、
平成18年度収支報告、19年度事業計画について、ご承認いただくとともに、
同窓会学生部のほうから、これまでの活動についての報告を行いました。


HPに「第2回総会資料」と「学生部活動報告」をアップしておりますので、
ぜひご覧いただければ幸いです。



http://www.h.kyoto-u.ac.jp/dousoukai/


また、懇親会では、学生部が卒業生を取材して制作した映像作品、
「彼以外になりえなかった彼—総人OBの軌跡—」が上映され、たいへん好評をえました。



取材にご協力いただいた卒業生の皆様に、改めて御礼申し上げます。
目下、第2弾の映像作品も企画中ですので、ご期待ください!


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◆◇ 2.関東支部・懇親会(9月5日)のご案内 ◇◆


昨年度、関東在住の卒業生有志のご協力により関東支部を立ち上げました。
関東第3回企画として、9月5日(水)東京・大手町にて懇親会を開催いたします。
なお、今回は、メールアドレスの判明している関東在住OBに事前調査したところ、
平日を希望されている方が多かったため、定時帰社日に指定されるケースが多い
水曜日の設定となっております。


また、平日のため時間は少々遅めからにしております。
参加ご希望の方は、8月末日までに下記連絡先(植村)までご連絡ください。
多くの同窓生のご参加を心よりお待ちしております。


【日時】 2007年9月5日(水)19時00分から


【場所】 DayNite (→京都大学総人・人環同窓会関東会で予約しております)
 住所:〒100-0004
東京都千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビルB1
 TEL:03-5255-1414
     ぐるなびURL:http://r.gnavi.co.jp/g482000/


【幹事】 総人3期生 植村哲士


【出欠連絡先】tetsu-u[@]mx12.freecom.ne.jp

([@]カッコを取って送信してください。表題は[関東同窓会出欠連絡]で)


【連絡事項】
 植村の留学に伴い、今回を機会に以下の二人に関東会の幹事を交代します。
  総人9期生 加藤君
  総人9期生 大山君


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◆◇
3.卒業生の声〜Vol.5〜
矢野(大島)明子さん(総人3期生・人環修士)◇◆


総人3期生で、主専攻は物質環境論(有機化学)、副専攻は環境政策論でした。
人環修士卒業後、出身地の化学物質対策に携わることを目的に、東京都庁に就職。
環境局で有害化学物質対策や産業廃棄物対策に取組んでいます。


今回は、仕事の中身の話ではなく、結婚・出産・育児と仕事との関係を、育児休業中
の身から一時例として報告させていただきます。ちなみに都庁という職場は、
共働きの職員が多く、上司を含めて男性職員の理解が格段に高いと思います。
男性も育児支援を実践しており、育児休業を取る人も少なからずいます。


自分の話に戻りますが、入都以降ずっと興味関心の高い分野の職場だったので、
当然のように仕事中心の日々でした。5年目に都庁の同期と結婚。
私が仕事に打ち込めるように、家事育児は出来る限り引き受けると言ってくれた人でした。
(実際、休業するまでは夕食はほぼ毎日夫が作ってくれました。)


出産は出来るだけ早いほうがいいと考えたので、自分の実家の近くに住まいを移し、
上司にあらかじめ予告して(苦笑)、6年目の5月に妊娠。
ところが8月のお盆明けに
緊急入院し、最悪の事態は免れたものの絶対安静に。
9月に退院した後も自宅安静せざるを得なくなりました。
上司も同僚も「仕事のことは
忘れて、無事に出産できるように身体を休めることだけ
を考えて」と励ましてくれましたが、職場に迷惑をかけたことは
間違いありません。
絶対に無事に出産せねば・・・と思いつめるような日々でした。


おかげで1月末に娘を出産し、今は実家の助けと子煩悩な夫のおかげでだいぶ
楽させて
もらいながら、育児に取組んでいます。子どもが日一日と大きくなり、
運動能力や知能の発達が目に見えて分かる時期なので、「抱っこしててずいぶん
重くなった」「今日はこんなことが出来た!」という喜びがいっぱいです。


分かってはいたものの、出産・育児という一大「肉体派」事業は、
キャリアアップのために一番大事な時期と完全に被っています。
妊娠中の体調管理、産休・育休でのブランク、復帰後の保育園送迎や家での育児・・・



いくら夫の協力が見込めるとはいえ、自分の思うままに時間を費やして仕事を出
来る環境ではありません。育児を全て外注すると割り切れば、育児休業を短く切り上げて
復帰し、残業も出張も出来るんでしょうが、やはり自分の子どもを目の前にすると、
出来る限りは自分の手で育てたいと感じますね。


育児休業中に「仕事モード」を保つことは挫折しました。時間構わず泣く赤ちゃんの
お世話で生活リズムがめちゃくちゃ。授乳でエネルギーを吸い取られるので、
常に頭はポーっとしています。日中は自分の時間はほぼありません。
外出して人と会うこともなく、収入も激減しているのでとりわけファッションに
関心がなくなりました。赤ちゃん言葉のせいで、語彙は日常会話に不便するほどに
まで極端に減ってしまい・・・よもや自分が「会話は夫と子どものことだけ」という
状態になるとは想像もしていませんでした。


これだけのハンデを負ってでも、子どもを得たことは本当に幸せなことだと感じています。
仕事に対して初心を忘れた時期だからこそ、仕事から離れる時間は貴重に思います。
自分のことでいえば、悪い意味での役人感覚を捨てて、都民とりわけ母親の視点に近づく
いい機会になりそうです。このニューズレター向けのメッセージとしては、
環境問題を考えるときに「自分の子どものために、よりよい地球を遺したい」という
動機はとても強いものです。子どもの存在を意識したときに、その先に続くかもしれない
人類の未来、地球の未来が今まで以上に現実的に感じられるようになりました。


社会に出る際に、人生設計をどこまで考えるかはその人次第だと思いますが、
女性の場合はいずれ何らかの選択をせざるを得ないのが現実だと思います。
ぜひ男性にも、パートナーが抱える葛藤を共有してもらいたいですね。


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  担当:同窓会幹事 松村圭一郎  事務局員 漆原愛子
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      ■□ 総人・人環同窓会ニュースレター □■    

       〜〜 No.5
(2007年5月2日発行)〜〜

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●○
目次 ○●



1.ごあいさつ

2.同窓会総会のご案内

3.名簿作成作業の進捗状況

4.卒業生の声 〜Vol.4〜 
涌井健策さん(総人2007年卒業)

5.同窓会・学生部企画のご報告





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◆◇
1.ごあいさつ ◇◆



今回のNo.5より、メールアドレスを新規登録いただいた方にも、

総人・人環同窓会ニュースレターを配信させていただきます。

現在のNLへの登録者数は、667名になりました!

NLのバックナンバーは、同窓会HPからも閲覧できますので、

そちらもあわせて、ご覧いただければ幸いです。

http://www.h.kyoto-u.ac.jp/dousoukai/



なお、配信ができないアドレスも増えてきていますので、

アドレス変更・新規登録などありましたら、事務局までご連絡ください。



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◆◇
2.
同窓会総会のご案内◇◆



今年度の第二回総会は、6月16日(土)午後13:00より、

京都大学百周年時計台記念館2階・国際交流ホールにて開催する予定です。

詳細は5月上旬にご案内を郵送いたします。



多くの同窓生の皆様のご参加をお待ちしております。



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◆◇
3.名簿作成作業の進捗状況
◇◆



名簿調査へのご協力ありがとうございました。

現在、(株)サラトととの業務委託のもとで、

名簿発行に向けた最終的な印刷・発送準備の作業を行っております。



GW明けには、平成18年度年会費を納めていただいた方に名簿を発送する予定です。



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◆◇
4.卒業生の声 〜Vol.4〜
涌井健策さん(総人2007年卒業)◇◆



第4回は涌井健策さんからの“声”です!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 私は今年三月に総人を卒業し文藝春秋という、古風かつ威圧感のある名

前の出版社にいます。新人研修もそこそこに、実践的なことは何も教えられ

ないまま、四月の第一週から「週刊文春」編集部に配属されました。編集部

での仕事は刺激的で勉強になるのですが、不規則で、時には見知らぬ人に

電話で怒鳴られたりもしています。

 

 在学中は体育会陸上部に所属し、400mの選手として走っていたために

練習が生活の軸になっていましたが、学問のほうでも自分なりに充実した大

学生活を過ごせました。それも私は節操のない自分の興味関心の幅の広さ

が、自由な京大の中でもさらに自由な総人の雰囲気と相性がよかったから

だと考えています。歴史や芸術から哲学まで幅広い講義を受け、さらに「環

境市民」という京都のNPOでのインターンや、専攻分野以外への興味関心

から書いた論文で「司馬遼太郎フェローシップ」を頂いたりもしました。

 

 特に、中西輝政先生の下で国際政治史の勉強をしたことは大きな財産に

なっています。国際政治史の知識は政治情勢を理解する上でも有効ですが

、外交という場で顕わになる政治家や外交官の一人の人間としての側面を

覗くことによって、国家と個人との関係をどう考えるのか、また人間はどう生

きるのかという哲学的命題までも考えさせられました。国際政治を学ぶ際に

は経済や文化、宗教に至るまでの「総合知」が要求されると言われますが、

それ以上に生身の人間に対する眼差しを要求される学問だと思っています。

 

 みなさんがどんな学問分野を志そうとも、最終的には一人ひとりの人間に

対する眼差しが要求されてくると思います。就職や進学などで迷われること

があるかとも思いますが、そのときはその眼差しを自分自身に向けてみると

、意外にすっきりと答えがでるかもしれません。同窓会の場などでみなさんに

お会いできるのを楽しみにしています!年齢も変わらないですので、見かけ

たらお気軽にお声がけください。 



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◆◇ 5.同窓会・学生部企画のご報告
◇◆



昨年12月にOBの方々をお呼びして総人環交流イベント「先輩と話そ。」

を開催したのに続き、同窓会事務局学生部では、

今年度も総人・人環の縦の交流を密にすべく活動をしています。



☆其の一.新入生歓迎冊子「総人ひとかじり」

 

 新学期は新入生歓迎冊子「総人ひとかじり」からスタートしました。この冊子

は、語り始めたらキリがないこの総人の魅力を新入生に「ひとかじり」しても

らおうという目的で作成し、入学式の日に配布しました。周囲の上回生からも

好評なので増刷を予定しています。



☆其の二.「総人気軽に相談会」開催



 続いて4月8日(日)午後と翌週1週間の昼休みには「総人気軽に相談会」と

称して、履修やサークルについて等新入生の様々な疑問質問に答える催し

をしました。



☆其の三「"食"業としての学問—研究職志望者のための相談会—」開催



 4月21日(土)には総人環交流イベント「"食"業としての学問—研究職志望

者のための相談会—」を開催しました。前回の「先輩と話そ。」が企業等への

就職を希望する学生向けだったのに対応して、今回は研究者を目指す学生

を対象に、金谷美和さん、金賢得さん、渡辺浩一さんの3人の先輩方にお話

していただきました。参加者は新入生から院生の方(他学部の学生も!)ま

で様々でしたが、研究者に必要な要素や就職の実情、研究室の選び方など

充実した内容に多くの方が満足して下さったようです。詳細はアンケート結果

も併せて後日同窓会事務局ホームページに掲載致します。





 今後はこのようなOBさんをお呼びしてのイベントに加えて、総人の学生同

士の交流や人環の研究室間の交流を深めるような企画を増やしていこうと

思っています。現在は6月の総会で皆様に楽しんで頂けるような企画を練っ

ておりますので、どうぞご期待下さい。



 いつもお忙しい中力を貸してくださるOB・OGの皆様と教職員の方々には、

本当に感謝しております。至らないところの多い私達ですが、

今後ともよろしくお願いいたします。



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   発行者:同窓会会長
安部浩

  <お問い合わせ先>

  Tel/Fax:075-753-2984(事務局)

  E-mail:
kmatsu[@]anth.jinkan.kyoto-u.ac.jp
  

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  担当:同窓会幹事 松村圭一郎  事務局員 漆原愛子

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