第一部 講演会
講演
オリンピア・ニリオ(Olimpia Niglio)先生
イタリア eキャンパス大学教授
演題
ジョン・ラスキンの文化財保存
ご講演の概要
19世紀の美術評論家ジョン・ラスキン(1819-1900)は、その著書『建築の七燈』(1849)の中で「修復」という言葉を、「一般の大衆によっても、また公共の記念建造物を管理するものによっても、修復ということばの本当の意味は理解されていない。修復とは、建築があたうかぎりの徹底的な破壊、そのむかしの面影がまったく想像できないほどの破壊を受けることを意味する。そしてその破壊には、破壊されたものについての偽りの描写がつきものなのだ」と定義しています。セミナーではここで述べられている「修復」という概念を、ほかの理論と比較しながら議論して頂きました。
ご講演のビデオ
京都大学オープン・コースウェア(OCW)でご講演のビデオが
公開されています。ぜひご覧下さい。
- 人間・環境学研究科第43回国際交流セミナー(京都大学OCW)
セミナーの様子
(写真をクリックすると大きな写真を見ることができます)