「人文学連携研究者」について

1. 制度の紹介

人文学連携研究者は、文学研究科、人文科学研究所と人間・環境学研究科が協議して、京都大学における人文学の研究を一層発展させることを目的に、2018年に設けられた制度です。
人間・環境学研究科では、博士学位を有する優秀な若手研究者を受け入れ、2年間にわたって専任教員と連携して研究活動を進め、人文学の優れた研究成果を発信しています。

2. 現在の連携研究者

研究者氏名 受入教員 研究課題 受入期間
寺尾 佳子 田邊 玲子 メディア考古学:18世紀前半フランスイエズス会における普遍言語の探求と「視覚クラヴサン」 2019.2.1~2022.3.31
藤岡 真樹 土屋 由香 冷戦期におけるアメリカの学知と東アジア ― 近代化論に焦点を当てて 2019.4.1~2022.3.31
役重 善洋 岡 真理 英国委任統治期パレスチナをめぐるジェンタイル・シオニストの動向について 2019.2.1~2022.3.31
谷川 嘉浩 戸田 剛文 アメリカ哲学/文学における「ロマン主義の一形態としての自然主義」の可能性 2020.4.1~2022.3.31
阿部 美香 小方 登 アイヌ民族と和人の抱いた蝦夷地各所への風景観に関する歴史地理学的研究 2020.4.1~2022.3.31
山家 悠平 田邊 玲子
菅 利恵
大正・昭和初期の活字メディアにおける娼婦表象と当事者による自己表現
― 雑誌『女人芸術』(1928-1932)を中心に
2021.4.1~2023.3.31
栗村 亜寿香 佐野 亘 戦後日本の家族の民主主義をめぐる規範的言説の分析
― 「親密性」概念の台頭に着目して
2021.4.1~2023.3.31
趙 偵宇 道坂 昭廣 明治期の漢詩壇における日中交流:黄遵憲を中心に 2021.4.1~2023.3.31
開 信介 須田 千里 久生十蘭の演劇受容および探偵小説メディアとの関わりについて 2021.4.1~2023.3.31

 

3.終了した連携研究者とその研究成果

  • 連携研究者 豊川 祥隆(受入教員 戸田 剛文)
    • 研究課題: イギリス経験論と心理学の関係性についての学際的研究
    • 受入期間: 2019.2.1~2020.3.31
    • 研究成果(2021年11月迄)
      • なぜ「お前が言うな」と考えてしまうのか [学びコーディネーター出前授業(2021年9月26日:宮崎西高校)]
      • 因果判断の「観念第三者説」 [日本イギリス哲学会第44回大会報告セッションI「ヒュームの因果的必然性をめぐる論争」(2020年9月)]
  • 連携研究者 田中 亜以子(受入教員 小山 静子・石岡 学)
    • 研究課題: 恋愛の戦後史—1950年代から70年代に着目して
    • 受入期間: 2019.2.1~2021.3.31
    • 研究成果(2021年11月迄)
      • 「ゆがめられた女性議員の意図 ― 売春防止法の制定と〈女性の分断〉」『日本ジェンダー研究』、日本ジェンダー学会、第21号、pp51-64、2018年
      • 『男たち/女たちの恋愛 ― 近代日本における「自己」とジェンダー』勁草書房、2019年
      • Aiko Tanaka, 2019, “Love as ‘Anti-Social’: The Emergence and Development of another Philosophy of Love in the Meiji Period”, Reopening the ‘Opening of Japan’: A Two-Day International Conference to Mark the 150th Anniversary of the Meiji Restoration, The Nissan Institute of Japanese Studies and St Antony’s College, University of Oxford.
      • 第34回「女性史青山なを賞」(2020年1月)『男たち/女たちの恋愛―近代日本の「自己」とジェンダー』勁草書房、2019年
  • 連携研究者 須田 珠生(受入教員 石岡 学)
    • 研究課題: 近代日本の学校にみる校歌の意義と役割
    • 受入期間: 2019.4.1~2021.3.31
    • 研究成果(2021年11月迄)
      • 『校歌の誕生』人文書院、2020年3月
      • 「北海道における小学区制と男女共学 ― 札幌市内の公立高等学校三校を中心に ― 」(第3章)『男女共学の成立 ― 受容の多様性とジェンダー ― 』六花出版、2021年6月
      • 「近代日本の小学校にみる校歌の歌詞の変容と郷土との関わり」『音楽教育学』日本音楽教育学会、第49巻第2号、2020年3月、13-24頁。
      • 「日本音楽教育学会学会賞」(2021年10月)「近代日本の小学校にみる校歌の歌詞の変容と郷土との関わり」(『音楽教育学』第49巻第2号、2020年3月、13-24頁)
  • 連携研究者 北浦 寛之(受入教員 木下 千花)
    • 研究課題: 戦時下の日活の内部製作資料から探る国策映画製作の実証的分析
    • 受入期間: 2019.10.1~2021.3.31
    • 研究成果(2021年11月迄)
      • 共著『戦後日本文化再考』(三人社、2019年)
        担当:「戦後日本映画の記録と記憶 - 映画『君の名は』(1953~1954)の生産/消費のプロセス」370-393頁
      • 共著『映画産業史の転換点 ─ 経営・継承・メディア戦略』(森話社、2020年)
        担当:「1950年代の日本映画産業と海外市場へのアプローチ」245-264頁
      • 共著『日本大衆文化史』(KADOKAWA、2020年)
        担当:「参加する「素人」たち - 群衆と動員の時代:前期(1920~1950)」194-251頁
  • 連携研究者 貫井 隆(受入教員 安部 浩)
    • 研究課題: ハイデガーと道元の時間論の比較研究
    • 受入期間: 2019.2.1~2021.3.31
    • 研究成果(2021年11月迄)
      • 『ハイデガー事典』ハイデガー・フォーラム編、昭和堂、2021年(「主要著作の見取り図」(テーマ項目)、「今/今-時間(Jetzt /Jetzt-Zeit)」「時間(Zeit)」「時間性(Zeitlichkeit)」「時熟(Zeitigung)」「待つこと(Warten)」(以上、用語項目)、「ハイデガーの著作」「ハイデガーに関する事典類」「年譜」(以上、資料編)を担当)
      • 「ハイデガー『存在と時間』における「先駆的決意性」と「不安の無意義性」の整合的解釈の試み :「先駆的決意性における不安」の「時間性」に基づく理解から」(『人間存在論』、京都大学人間・環境学研究科『人間存在論』刊行会編、第27号、2021年、45-59頁)
      • 「ハイデガーの「存在の問い」におけるテンポラリテート論の意義」(『アルケー :関西哲学会年報』、関西哲学会編、第28号、2020年、124-136頁)
  • 連携研究者 濱田 大佐(受入教員 齋木 潤)
    • 研究課題: 色字共感覚における物理色感度の安定性
    • 受入期間: 2019.2.1~2021.3.31
    • 研究成果(2021年11月迄)
      • Hamada, D., Yamamoto, H., & Saiki, J. (2020). Association between synesthetic colors and sensitivity to physical colors changed by type of synesthetic experience in grapheme-color synesthesia. *Consciousness and cognition*, *83*, 102973. doi.org/10.1016/j.concog.2020.102973
  • 連携研究者 藪田 有紀子(受入教員 齋藤 嘉臣)
    • 研究課題: 知識人と冷戦 レナード・ウルフの外交論を軸として
    • 受入期間: 2019.4.1~2021.3.31
    • 研究成果(2021年11月迄)
      • 『レナード・ウルフと国際連盟 ー理想と現実の間でー 』(昭和堂、2016年)
      • 「自著を語る:レナード・ウルフと国際連盟 理想と現実の間で」京都大学吉田南総合図書館『かりん』第9号(2016年12月)
      • 口頭報告 「レナード・ウルフと帝国主義の平和」(日本平和学学会2018年度秋期研究集会)
KYOTO UNIVERSITY 125th 国際ガラス年 2022 新型コロナウイルスへの対応について
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国際ガラス年 2022