第一部 講演会

講演

ヤン・ニュソム(Yann Nussaume)先生
フランス パリ ラ・ヴィレット建築大学教授

演題

戸建て住宅と持続可能な地域形成

ご講演の概要

現在に至るまで形成されてきた戸建て住宅とその地域が持続可能な発展をとげるためには、生活手法と分離して考えることはできません。このことは、とりわけ、建造物の立地密度と関係があります。なぜならば、住宅が散在して立地すると、資源の浪費、大気汚染、温室効果を招くためです。近年、住宅の「本質」議論とは別に、地域と共生することを目指した議論が展開しています。具体的には密度管理、場所への居住(地理、自然要素、緑地と水系、エネルギー開発の考慮)、近隣外部(庭、駐車場、垣、入口)の管理、その他の外部(街路とアクセス、音、公共緑地、共有の高度)など多様な側面が考慮されています。
本講演では、建築に関する規制強化は戸建て住宅と住居方法の画一化を招くのではないかという問題提起を行い、日仏で提案された解決策を概観して頂きました。

         

セミナーの様子

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第二部 懇親会


人間・環境学研究科パンフレット 総合人間学部パンフレット
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