2022年7月8日(金)に第81回国際交流セミナーを人環棟233演習室で開催しました.
概要
演題: WHO are the KURDS? クルドとは何者か?
講演者: Irfan Aktan イルファン・アクタン
トルコのジャーナリスト。2003年、アンカラ大学コミュニケーション学部ジャーナリズム学科卒。
在学中にジャーナリストとして活動を開始、ニューズウィーク誌トルコ版をはじめ、トルコのさまざまな媒体に執筆。IMCテレビのアンカラ支局長を経て、現在、Express誌、birartibir.orgほかに執筆。著書に、現在のイラク出身のユダヤ人でクルド人の祖父と結婚し、ムスリムに改宗してトルコに移住した祖母の一生を記録した『Nazêある移住の物語』(2011年)、クルド問題に関する識者へのインタビュー集『毒と解毒剤:クルド問題』(2006年)がある。主な関心はクルド問題、難民、不利な立場にある集団、人種差別政策、報道の自由と表現の自由。
講演内容
トルコ国籍のクルド人ジャーナリストで、現在、埼玉県の川口市に集住する在日クルド人コミュニティについて精力的に調査をされているイルファン・アクタン先生より、クルドの人々が、第一次大戦後の植民地分割によりクルディタンを失ったこと、とりわけトルコでは、母語であるクルド語の使用も禁じられ、トルコ人への同化かが強制され、「クルド人」という民族的存在自体も否定されてきた歴史や現在の状況について、お話しいただきました。こご講演は英語で、日本語通訳を随時挿みなから行われました。その後、トルコ語、英語、日本語かが飛び交う活発な質疑が行われ、大変熱のこもった会となりました。
セミナーの様子
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