2024年7月26日に第89回国際交流セミナー “Study-abroad and Taiwan as a ‘Silicon Island’: a Focus on TSMC”を開催しました。

講師
Prof. Lan Shi-chi (藍適齊・台湾国立政治大学歴史学系准教授)

戦争の記憶、人の移動、知識や技術の伝播について研究を続けている。シカゴ大学で博士号を取得し、シンガポール南洋理工大学でも教鞭をとった経験がある。

演題
“Study-abroad and Taiwan as a ‘Silicon Island’: a Focus on TSMC”

講演内容
TSMCの日本進出にも見られる通り、台湾がいまや「シリコン・アイランド」として世界の半導体産業をけん引していることは、多くの人の知るところです。しかし台湾の半導体産業の黎明期に、人と知識の「国際移動」が重要な役割を果たしていたことを知る人は少ないかもしれません。本講演では、1960~80年代に留学生としてアメリカに渡った台湾人たちがRCA・IBM・Intelといった現地企業に就職したものの、その後、さまざまな思いから台湾に戻る決断をし、半導体産業の礎を築いた歴史を解き明かしていただきました。学生や教員からも多くの質問が出され、活発な議論が展開されました。

セミナーの様子

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人間・環境学研究科パンフレット 総合人間学部パンフレット
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