4月17日に「第38回国際交流セミナー」を開催します。
2012年04月04日掲載
「第38回国際交流セミナー開催のお知らせ」
<人間・環境学研究科の外国人客員教授によるセミナーです。専門の異なる院生・教員の皆さんも奮ってご参加下さい。懇親会のみの参加も歓迎します。>
講演:張玉林(Zhang Yulin)先生
中国南京大学社会学部教授
演題:「中国エネルギーの開発と地域社会
-山西省の『鉱害』を中心に-」
日時:2012年4月17日(火)
18:15-19:30(講演会)
19:40-20:40(懇親会)
場所:人環棟105室
その他:ご講演は日本語で行われます
張玉林先生は、現代中国の農村問題・環境問題の代表者の一人。主な著書は『転換期中国の国家と農民(1978-1998)』(日本語、2001)、『流動と瓦解:中国農村の社会変動とその動力』(中国語、2012)。今年1月に「中国の環境運動の比較研究」というテーマをもって来日し、研究を進めておられます。
<ご講演に当たっての張玉林先生からのコメント>
人類社会の「文明化」に伴うエネルギーの大量生産・大量消費と環境破壊は、超大国へ邁進しつつある中国の現状と行方を決める根本的な問題でもある。その「エネルギー基地」とされる山西省で起きている「鉱害」は、「造災力と救災力」のアンバランスでいわゆる中国モデルの内実を示しながら、現代文明全体の「文明と野蛮」の弁証関係をも再考させるだろう。
↑ポスター(PDF)↑
主催:人間・環境学研究科国際交流委員会
問合せ先:国際交流委員会/留学生担当講師 藤田
itokofujitahes.mbox.media.kyoto-u.ac.jp