2024年10月17日(木)に大学院科目「学術越境研究計画」一般公開講演「そこに学術越境の道があった:社会にとって自分にしかできないことはあるか」を開催します。

2024年10月17日(木)に大学院科目「学術越境研究計画」一般公開講演「そこに学術越境の道があった:社会にとって自分にしかできないことはあるか」を開催します。どなたでもご参加いただけます。事前申込みは不要です。

日時: 2024年10月17日(木)16:45~18:15
場所: 京都大学 吉田キャンパス 吉田南構内 人間・環境学研究科棟3階333演習室

演題:
そこに学術越境の道があった―社会にとって自分にしかできないことはあるか―

講演者:
縄田 浩志 (なわた ひろし)

所属・職位:
京都大学 大学院人間・環境学研究科 附属学術越境センター 教授

学歴・学位:
京都大学 大学院人間・環境学研究科 修了(2003年3月)、博士(人間・環境学)

講演要旨:
これまで、中東やアフリカの乾燥地を中心に、自然と人間のかかわりの歴史に根ざして、持続可能で統合的な資源管理、資源開発と環境保全の両立、在来知の応用による砂漠化対処といった、共生社会の実現に向けた諸課題について研究を進めてきました。人文学のみならず、社会科学、理学、農学、工学を専門とする研究者と現地調査の現場を共有しつつ国際的なチームとして議論を積み重ねていく共同研究を推進したことは、わたしにとってかけがえのない経験であり、学術的財産となりました。また研究成果を活かす開発援助や国際協力といった分野にも専門家として参画する機会に恵まれたことにより、自身の社会的価値を再認識することができました。本研究科が掲げる“学術越境”の理念と、自身の“学術越境”の軌跡とを対応させつつ、成功と失敗、喜びと苦しみ、緊張感と遊び心など実体験を紹介しながら「社会にとって自分にしかできないことはあるか?」共に考えてみたいと思います。

人間・環境学研究科パンフレット 総合人間学部パンフレット
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