2024年10月24日(木)に大学院科目「学術越境研究計画」一般公開講演「学術越境から考える気候変動適応とプラネタリーヘルス」を開催します

2024年10月24日(木)に大学院科目「学術越境研究計画」一般公開講演「学術越境から考える気候変動適応とプラネタリーヘルス」を開催します。どなたでもご参加いただけます。事前申込みは不要です。

日時: 2024年10月24日(木) 16:45~18:15
場所: 京都大学 吉田キャンパス 吉田南構内 人間・環境学研究科棟3階333演習室

演題:
学術越境から考える気候変動適応とプラネタリーヘルス

講演者:
田代 藍 (たしろ あい)

所属・職位:
京都大学 大学院人間・環境学研究科附属学術越境センター 特定准教授

学歴・学位:
東北大学大学院環境科学研究科 修了(2021年3月)、博士(環境科学)

講演要旨:
 近年、気候変動や自然災害による心身の健康への負の影響が懸念されており、WHOはこれらを公衆衛生の非常事態としています。日本では自然災害のみならず、気候変動による災害(気候災害)が複合的に絡んでおり、それらの災害に適応するには、1領域だけから考えていては解決の糸口はみえてきません。私の扱うプラネタリーヘルス(人の健康と環境変化の関連性)の研究領域は、学際的かつ複合的な研究を基にした実践行動を促す新領域です。まさにプラネタリーヘルスの領域では、学術越境できる人材育成が急務となっています。
本講義では、前半に私自身の学術越境の軌跡と活動、気候変動による人の健康への影響と適応策の研究事例を紹介します。後半には、ボードゲームを通した気候変動適応の疑似体験と振り返りをしてもらおうと思います。

人間・環境学研究科パンフレット 総合人間学部パンフレット
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