倉石ゼミ(人間形成論分野・関係/教育学)が福島スタディーツアーを実施

 
2016年7月29日~31日の3日間の日程で、倉石ゼミ(共生人間学専攻・人間社会論講座・人間形成論分野)の学部・大学院生有志による福島スタディーツアーを実施しました。東日本大震災から5年以上の歳月がたちますが、福島では依然として原発事故等による影響が教育もふくむ生活のあらゆる領域に及び、復興の道筋がなかなか見出せないとも言われます。そうしたなか、私たち人間・環境学研究科の先輩で、福島に居を移して学びのサポート事業を立ち上げ、精力的に活躍されている方がいることを知りました。前川直哉さん(2015年博士後期課程修了、小山研)です。2016年1月に前川さんを京大にお呼びし、福島での活動についてお話しいただいたのに応える形で、今度は私たちで福島を訪ねることにしました。現地では前川さんの案内のもと、飯館村、南相馬市、浪江町など、放射線による汚染や津波の爪あとが生々しく残るエリアを自分たちの足で歩き、南相馬では「ベテランママの会」の番場さち子さんから貴重なお話をうかがいました。また福島大学を訪ね、生活指導論・スクールソーシャルワーク論を専門とする人間発達文化学類 人間発達専攻の鈴木庸裕先生から学びました。鈴木先生のお話は、被災地の課題に限らない普遍的な教育問題に通じる大変貴重なものでした。最終日は福島市内でゼミを行い、3日間の経験を振り返って討論し、今回のスタディーツアーの意義を確認しあいました。ふだん東北の地から遠く離れた京都に暮らし、あまり意識することのなかった現実に触れることで、学生たちも大いに認識を改めたことと思います。大変充実した3日間でした。

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