富士山の生態系についてDNA解析を行った研究により、瀬戸口研究室の共著論文が2012年度JPR論文賞に決定

2012年06月29日掲載

西村正生氏(M2)、瀬戸口 浩彰教授の共著論文が、2012年度の日本植物学会JPR論文賞に選ばれました。
“Homogeneous genetic structure and variation in tree architecture of Larix kaempferi along altitudinal gradients on Mt. Fuji”
(富士山における標高に沿ったカラマツの樹形変化と均一な遺伝構造)という論文です。若い火山である富士山においては日本の高山帯に普通にあるべきハイマツが無く、その代わりにカラマツが生育し、それが標高に沿って樹形が「直立」「旗状」「テーブル状」に顕著に変化していることに注目した研究で、そのような多様な形態を示すカラマツが、一方では全山で遺伝的に均一な遺伝構造になっていることをマイクロサテライト遺伝子座の多型解析で明確に示した論文です。
130年の歴史を持つ日本植物学会の国際論文誌:Journal of Plant Researchに2011年に発表された論文中で最も優れた2論文の一つであると認められたものです。


富士山におけるカラマツの樹形変化.標高が上がるにつれて右の樹形に変化する

調査採集の様子.精進口登山道の標高2800m付近

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