物質機能相関論分野 折笠 有基 助教が「平成27年度電気化学会進歩賞・佐野賞」を受賞しました。
2015年03月23日掲載
折笠 有基 助教は「高輝度放射光を用いた時間・空間的階層反応解析とそれに基づく次世代エネルギー変換デバイスの創製」の研究について、「平成27年度電気化学会進歩賞・佐野賞」を受賞しました。この賞は、電気化学および工業物理化学に関する研究または新しい技術開発を進め、その進歩が顕著であると認められる若手の研究者を表彰するものです。折笠助教は電気化学デバイスの反応スケールに適した新規その場測定手法を放射光X線と組み合わせて開発し、電気化学デバイス作動条件下での反応を直接観測、反応機構を解明し、デバイスの高寿命化、高出力密度化につながるデバイス設計指針を与えました。また、高性能新規電気化学エネルギー変換デバイスの材料設計および開発に成功しました。2015年3月15日-17日に横浜国立大学にて開催された電気化学会第82回大会にて、表彰式が行われました。電気化学会は約1800人の参加者が集う大きな学会で、電気化学分野の最新研究動向が報告されました。