人間・環境学研究科(自然環境動態論講座)博士号を取得した末次健司さんが、日本生態学会奨励賞及び、日本植物分類学会奨励賞を受賞しました。

2015年05月15日掲載

2014年9月に京都大学大学院人間・環境学研究科(自然環境動態論講座)で博士号を取得し、現在、京都大学白眉センターの特定助教に着任している末次健司さんが、第3回(2015年)日本生態学会奨励賞(鈴木賞)を受賞しました。受賞理由は日本生態学会のホームページに、以下のように記載されています。

末次健司氏は、これまで菌根系や送粉系など大半が相利共生となる相互作用系における寄生者の存在に着目し、それらが群集構造や生物多様性及び生態系機能に及ぼす影響に関して研究を進めてきた。例えば、植物寄生性のセイヨウヒキヨモギが宿主間での競争的優位種であるマメ科やイネ科植物に選択的に寄生することで、他の植物種の成長が促進されることを示した。また、従属栄養植物の地上部の環境適応、特に低光量下での繁殖に関わる適応様式についても精力的に研究を進めてきた。

 氏は博士課程在学中でありながら、すでに26編の原著論文をAnnals of BotanyやBotanical Journal of the Linnean Societyといった国際誌に発表していることは特筆に値する。また生態学会での発表も精力的で集会の企画も経験している。今後は、細胞生物学者や分子生物学者の協力のもと、菌従属栄養植物の菌への寄生を可能にする遺伝基盤の解明にむけての研究を指向しており、将来の成果が期待される。

 以上の理由により、末次健司氏は、日本生態学会奨励賞(鈴木賞)の受賞者として相応しいと判断する。

受賞式は、2015年3月21日に行われました。

また末次さんは2015年3月7日に、日本植物分類学会から奨励賞を受賞しました。
日本植物分類学会のホームページはこちらです。

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