時政和輝さんが「第2回中村元東洋思想文化賞 松江市長賞」を受賞

時政和輝(ときまさ・かずき)さん(大学院人間・環境学研究科 共生文明学専攻 博士後期課程1年)が『第2回 中村元東洋思想文化賞 松江市長賞』を受賞しました。
論文名は「山鹿素行思想の全体像ーその思惟構造と一貫性についての考察ー」です。(受賞式2016年10月22日)

時政和輝さんの研究の概要
 「山鹿素行思想の全体像−その思惟構造と一貫性について考察−」
 私が研究対象とした山鹿素行(1622〜1685年)は、江戸時代初期の儒学者であり兵学者である。従来の研究では、素行自身の思想的変遷の各段階に注目して、素行を儒学的武士道の大成者、古学の先駆者、儒学的神道の唱導者、日本主義思想の先駆者等と位置づけてきた。しかし私の研究は、このように多面的に理解される素行の思想に実は〝一貫するもの〟があるということを明らかにしようとしたものである。私は、素行の思想が最も円熟した時期に著された『原源発機』『原源発機諺解』という、従来深く探求されてこなかった書籍に注目した。その結果、35歳からの素行の思想形成には、晩年に著された『原源発機』と似た思惟構造がすでにあり、この一貫する思惟のあり方によってこそ素行思想の全体像が明確になることを発見した。

NPO法人中村元記念館東洋思想文化研究所のホームページ

時政さんの賞状

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