修士2回生の山本梨乃さん(内本喜晴研究室)が「The 9th Asian Conference on Electrochemical Power Sources 2017」で「Best Poster Awards」を受賞しました

2017年8月20-23日に韓国の慶州にて開催された、「The 9th Asian Conference on Electrochemical Power Sources 2017」において、相関環境学専攻 物質相関論講座修士課程2年の山本梨乃さん(内本喜晴研究室)が「Best Poster Awards」を受賞しました。発表内容は「Charge Compensation Process of Oxide Ions in Lithium-Rich Cathode by Operando X-Ray Absorption Spectroscopy」です。

研究の概要:リチウムイオン二次電池は用途の多様化が進み、高エネルギー密度化がさらに求められている。従来は主に遷移金属を酸化還元種として用いていたが、近年ではこれに加えて酸素を積極的に活用する電池材料の研究開発が進められている。しかし、その電荷補償メカニズムは詳細に解明されていない。そこで、本研究では実際の電池作動条件下におけるリチウム過剰系正極の酸素の電子状態を調べ、その電荷補償機構について考察した。充電初期で遷移金属の価数変化が起こり、その後、遷移金属と結合している酸素が電荷補償に寄与していることを明らかにした。
 

山本さんポスター賞
人間・環境学研究科パンフレット
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