修士2回生の桑原雅人さん(藤田健一研究室)が第7回CSJ化学フェスタ2017で「優秀ポスター発表賞」を受賞しました

平成29年10月17日-19日に東京都江戸川区で開催された「第7回CSJ化学フェスタ2017」において、相関環境学専攻 分子・生命環境論講座 修士2回生の桑原雅人さん(藤田健一研究室)が「優秀ポスター発表賞」を受賞しました。CSJ化学フェスタは、1)最先端の化学と化学技術に関する産学官の交流深耕による化学、化学技術及び産業の発展への寄与とイノベーション強化、2)化学の成果と未来に向けた化学の貢献努力の社会への発信という二つの趣旨のもと、公益社団法人日本化学会が主催し、毎年行われています。桑原さんのポスター発表のタイトルは「イリジウム錯体触媒を用いる環境調和性に優れた酢酸合成法」でした。

研究の概要:「イリジウム錯体触媒を用いる環境調和性に優れた酢酸合成法」
 酢酸は工業的に重要な化合物です。しかし、現状は主に、化石資源に依存するプロセスによって製造されているため、将来的な化石資源の枯渇に備え、新しい酢酸の合成手法を開発することは極めて重要な課題だといえます。
 本研究では、再生可能な有機資源であるエタノールと水だけを原料に用いて、酢酸を合成する新しい手法の開発に取り組みました。その結果、有機分子の脱水素化反応に極めて高い触媒性能を示す新しいイリジウム錯体触媒の開発に成功するとともに、これを用いた酢酸合成触媒系を構築しました。本触媒系では、目的有機生成物の酢酸以外には水素しか副生しないことに特長があり、水素はクリーンエネルギーとしての利用が期待されているため、この点においても注目すべき成果と考えられます。

桑原さん賞状
イリジウム錯体触媒を用いる環境調和性に優れた酢酸合成法

 
参考: 第7回CSJ化学フェスタ2017 「最優秀ポスター発表賞(CSJ化学フェスタ賞)」、「優秀ポスター発表賞」の表彰(http://www.csj.jp/festa/2017/document/poster_award.pdf)

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