博士3回生のTyagi Akankshaさん(吉田寿雄研究室)らが第10回触媒表面化学研究発表会で「優秀研究賞」を受賞しました

2017年10月28日に吹田市で行われた第10回触媒表面化学研究発表会において,相関環境学専攻 物質相関論講座 博士3回生のAkanksha Tyagiさん(吉田寿雄研究室)らが「優秀研究賞」を受賞しました.Tyagiさんらの発表内容は「Efficient room temperature photocatalytic Ullmann coupling of aryl halides (室温で進行するアリルハライドの光触媒的ウルマンカップリング反応)」でした.

研究の概要:「室温で進行するアリルハライドの光触媒的ウルマンカップリング反応」
光触媒は,働くために光エネルギーを使います.光励起によって生成する励起電子と正孔がそれぞれ化学反応を引き起こすという独自のメカニズムで働くため,これまでにない,全く新しいタイプの化学反応を進行させることができます.これまで私たちの研究室では様々な光触媒反応を開発してきましたが,今回新たに,酸化チタン光触媒を用いて,一部がハロゲン化された芳香族炭化水素の二分子をつなげて一つの分子することに成功しました.
 この方法は,試験管の中で室温で簡単にできるのが特徴です.また,これまで開発してきた光触媒的有機化学反応の多くは,光励起したときにできる正孔を有機分子と反応させるものでしたが,この反応では励起電子を有機分子と反応させるところが新しく,さらに興味深いことに,酸化チタン光触媒に加えて担持合金触媒を共存させるとより効率よく反応が進行することも分かりました.これらの点で,新しいタイプの光触媒反応ということができ,今後の発展が期待されます.

Tyagiさん賞状
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