博士後期課程2回生の高見大地さん(吉田寿雄研究室)が日本化学会第101春季年会で学生講演賞を受賞しました

高見大地さん(博士後期課程2回生 物質相関論講座 吉田寿雄研究室)が,令和3年3月20日にオンラインにて行われた日本化学会第101春季年会において学生講演賞を受賞しました.高見さんの発表タイトルは「担持ロジウム触媒による光熱変換型メタンドライリフォーミング反応」でした.

研究概要:「担持ロジウム触媒による光熱変換型メタンドライリフォーミング反応」
大気中の二酸化炭素濃度の増加が問題視され,二酸化炭素を有効利用する技術の開発が強く望まれています.本研究の研究対象であるメタンドライリフォーミング(DRM)反応は触媒上でメタンと二酸化炭素を反応させることで利用価値の高い一酸化炭素や水素を得ることができる反応です.本研究ではこのDRM反応を化石燃料由来の熱エネルギーではなく,よりクリーンなエネルギーである太陽光エネルギーを利用した直接加熱により進行させることを目指しています.我々のこれまでの研究ではロジウムをナノ粒子として担持させた担持ロジウム触媒が光照射によってDRM反応を高効率に進行させることを明らかにしましたが,光照射によって加熱されたロジウムナノ粒子の温度は分かっていませんでした.今回の研究ではX線吸収分光法(XAS)を用いることで,ロジウムナノ粒子の光照射下反応中の温度を測定することに成功しました.本研究結果は光照射下での触媒反応に新たな知見を与え,今後の触媒設計における重要な指針となると期待されます.
高見大地さん 学生講演賞 賞状

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