修士課程2回生の瀧岡稜介さん(吉田寿雄研究室)が第40回光がかかわる触媒化学シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました

瀧岡稜介さん(修士課程2回生,相関環境学専攻 物質相関論講座 吉田寿雄研究室)が,令和3年7月16日にオンラインにて行われた第40回光がかかわる触媒化学シンポジウムにおいて,優秀ポスター賞を受賞しました.瀧岡さんの発表題目は「CO2還元のためのチタン酸カリウム光触媒のアルコキシド法による調製」還元のためのチタン酸カリウム光触媒のアルコキシド法による調製」でした.

研究概要:「CO2還元のためのチタン酸カリウム光触媒のアルコキシド法による調製」
光触媒によるCO2の還元は,太陽エネルギーを利用しながら環境問題の解決に貢献できると期待される触媒反応です.しかし現状の光触媒の性能はまだまだ十分ではないため,どのようにすれば高性能になるかという基礎的な知見も含めて研究を続ける必要があります.
 光触媒の微結晶の形状は,光触媒の性能を左右する重要な要素のうちの一つです.当研究室で光触媒として研究を続けているチタン酸カリウムの微結晶は,柱状の形状をしており,長い側面と短い底面では異なる機能を持つことがわかってきたことから,微結晶の形状によって光触媒の性能が大きく変わってくるであろうと考えるに至りました.
 そこで本研究では,新たな結晶の作成法として,より低温で合成可能なアルコキシド法を用いて,この光触媒微結晶の形状を制御することを試みました.その結果,調製条件を検討することで,既報の方法に比べて粒径が均一でかつ形状が異なる粒子を得ることに成功しました.またその手法を用いて,光触媒が適度な結晶形状を持つときに性能が最大となることを突き止めました.今回の成果は,太陽エネルギーを用いたCO2還元プロセスのための高性能光触媒の設計指針を示したことになり,今後の高性能化に大きく貢献するものです.
瀧岡稜介さん 優秀ポスター賞 賞状

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