修士課程2回生の杉谷美里さん(吉田寿雄研究室)が第12回触媒化学研究発表会と第18回触媒化学ワークショップで優秀ポスター賞を受賞しました

杉谷美里さん(修士課程2回生,相関環境学専攻 物質相関論講座 吉田寿雄研究室)が,令和3年6月4日にオンラインで行われた第12回触媒化学研究発表会および令和3年9月7日にオンラインで行われた第18回触媒化学ワークショップにて優秀ポスター賞を受賞しました.第12回触媒化学研究発表会,第18回触媒化学ワークショップでの杉谷さんの発表題目はそれぞれ「可視・近赤外光を利用したドライリフォーミング反応中のNi触媒のオペランドXAS分析」と「可視・近赤外光の集光を利用したドライリフォーミング」でした.

研究概要
二酸化炭素とメタンから化成品原料として有用な合成ガス(一酸化炭素と水素の混合ガス)を得ることのできるメタンのドライリフォーミング反応(DRM反応, CH4+CO2→2CO+2H2)は,二酸化炭素の再資源化の観点で注目されています.本反応は吸熱反応であるため,高い転化率を得るためには800度程度の高温が必要となりますが,吉田寿雄研究室ではその熱エネルギーを太陽光エネルギーで置き換えた太陽光エネルギー貯蔵型のDRM反応開発に取り組んでいます.本研究では可視・近赤外光の集光を利用した光DRM反応の開発を行い,石英ガラス製の反応器に集光した可視・近赤外光を照射することによりDRMが進行することを確認しました.さらに,光反応中において触媒活性成分であるニッケルの化学状態や構造を明らかにすることを目的としてSPring-8のBL01B1でのオペランドXAFS分析を行い,光のON/OFFに応答したニッケルの酸化状態の変化の観察に成功しました.本研究により得られた知見は,太陽光エネルギー貯蔵型のDRM反応の高性能化の指針につながるものであると考えています.

杉谷美里さん 優秀ポスター賞 賞状(第12回触媒化学研究発表会)

杉谷美里さん 優秀ポスター賞 賞状(第18回触媒化学ワークショップ)

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