博士後期課程3回生のSINGH, Surya Pratapさん(吉田寿雄研究室)が第18回日韓触媒シンポジウムでYoung Oral Presentation Awardを受賞しました

SINGH, Surya Pratapさん(博士後期課程3回生,相関環境学専攻 物質相関論講座 吉田寿雄研究室)が,令和3年(2021年)11月23日(火)にオンラインにて行われた第18回日韓触媒シンポジウムにて,Young Oral Presentation Awardを受賞しました.SINGHさんの発表題目は"A Pd-Bi dual cocatalyst loaded gallium oxide photocatalyst for selective nonoxidative coupling of methane"(メタンの選択的非酸化的カップリングのためのPd-Bi二元系助触媒担持酸化ガリウム光触媒)でした.

研究概要: 「メタンの選択的非酸化的カップリングのためのPd-Bi二元系助触媒担持酸化ガリウム光触媒の開発」
メタンの非酸化的カップリング(NOCM)は、メタンをエタンと水素に直接変換する有用な反応です(2CH4→C2H6+H2)。これまでに当研究室では、Pdを担持した酸化ガリウム(Pd/Ga2O3)光触媒を用いたガス流通式反応装置でのNOCMについて検討を行ってきましたが,活性が不十分であったり,触媒の安定性が乏しいなどの欠点がありました.本研究では,Pd/Ga2O3への異種元素の添加効果を検討し,その結果,PdとBiを共担持した酸化ガリウム(Pd-Bi/Ga2O3)光触媒が、ほぼ室温・大気圧下で、高い活性及び選択性を示すことを見出しました.PdとBiの担持量を最適化したPd-Bi/Ga2O3光触媒では,エタンと水素の生成速度はそれぞれ1.10および1.24μmol/hであり,Pd/Ga2O3よりも3.5倍程度高いエタンの生成速度が得られ,さらに100時間に亘って高い活性を維持することがわかりました.以上のとおり,本研究では,NOCM反応に対して高活性,高選択性,長期安定性を有する光触媒の開発に成功しました.

SINGH, Surya Pratapさん 第18回日韓触媒シンポジウム 賞状(Young Oral Presentation Award)

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