修士課程2回生の吉田七瀬さん(藤田健一研究室)が第68回有機金属化学討論会にてポスター賞を受賞しました

吉田七瀬さん(修士課程2回生,相関環境学専攻 分子・生命環境論講座 藤田健一研究室)が第68回有機金属化学討論会にてポスター賞を受賞しました.有機金属化学討論会は,世界的にみても質・量ともに最高の学術水準を誇る討論会であり,有機金属化学に関する我が国で最大の学会組織である近畿化学協会有機金属部会によって運営されています.

研究概要:「イリジウム錯体触媒を用いたアルコール類のメチルアミノ化ならびにジメチルアミノ化反応」
 アミン誘導体は医薬,農薬,材料に至る様々な分野で活用されています.したがって,入手が容易な原料から環境調和性と経済性に優れた手法で各種のアミン誘導体を合成することは,化学産業における生産技術の観点から大きな意義を持ちます.特に,メチルアミン類やジメチルアミン類は合成需要が大きく,環境調和性に優れ,低コストでその合成を効率的に実現する持続可能な触媒的手法の開発が求められています.
 本研究では,イリジウム錯体触媒を活用し,安価なアルコールと取り扱いやすいメチルアミン水溶液やジメチルアミン水溶液を反応剤に用いることによって,従来は困難であった合成を効率的に達成しました.
吉田七瀬さん ポスター賞 賞状

人間・環境学研究科パンフレット 総合人間学部パンフレット
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