博士後期課程2回生の齋藤駿介さん(中嶋節子研究室)がIPHS Prizes and Awards 2022: East Asian Planning History Prizeを受賞しました

齋藤駿介さん(博士後期課程2回生 共生文明学専攻 文化・地域環境論講座 中嶋節子研究室)が、2022年7月6日にIPHS Prizes and Awards 2022: East Asian Planning History Prize (国際都市計画史学会2022年東アジア都市計画史賞)を受賞しました。同賞は2020年1月から2021年12月までに出版された、45歳以下の東アジア地域出身・国籍・居住の研究者による東アジア地域を対象とする都市計画史に関する英語査読論文を表彰するものです。受賞対象論文の題目・概要は以下の通りです。

受賞対象論文


Saito S. The disposition of building evacuation sites and war-damage reconstruction in Sendai -The projects and the relationships among public entities for the conversion of evacuation sites into urban planning sites. Japan Architectural Review 4(1): 129-143, 2021. (DOI: https://doi.org/10.1002/2475-8876.12190)
(仙台における建物疎開跡地処理と戦災復興 ―疎開跡地の都市計画用地への転用をめぐる各事業の特徴と主体間の関係―)

受賞対象論文の概要

本論文では、宮城県仙台市を対象に、戦時期に実施された建物疎開と戦後復興期の都市計画との関係を考察した結果を示しています。建物疎開は戦時期に都市空襲による火災被害の軽減を目的に行われた建築物の強制的撤去であり、その跡地は戦災復興で街路や広場などに転用されたことが知られてきましたが、その過程は先行研究では明らかにされてきませんでした。本論文では網羅的な史料調査によって、建物疎開跡地の都市計画用地への転用過程及び計画段階での頓挫に至る過程を解明して、戦時期~戦後復興期日本における都市空間変容の特徴を明らかにしました。今回の受賞では、単著論文である点、豊富な資料を駆使して緻密に戦中・戦後の仙台の都市計画史を再構成した点および近代日本の都市計画史研究における未解明テーマに取り組み、研究の進展に寄与した点が評価されました。

KYOTO UNIVERSITY 125th 国際ガラス年 2022 新型コロナウイルスへの対応について
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国際ガラス年 2022