博士後期課程3回生の程国慶さん(小松直樹研究室)が第63回FNTG総合シンポジウムおいて,若手奨励賞を受賞しました
程 国慶(Guoqing Cheng)さん(博士後期課程3回生,相関環境学専攻 分子・生命環境論講座 小松直樹研究室)が,令和4年8月31日から9月2日の3日間にわたり,都立大で開催された第63回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン(FNTG)総合シンポジウムにおいて,若手奨励賞を受賞しました.程さんの発表題目は「Interlocking of SWNTs with Metal-Tethered Tetragonal Nanobrackets to Enrich a Few Hundredths of Nanometer Range in Their Diameters」でした.
研究概要:「Interlocking of SWNTs with Metal-Tethered Tetragonal Nanobrackets to Enrich a Few Hundredths of Nanometer Range in Their Diameters」
カーボンナノチューブ(CNT)を環状分子でインターロックしたナノ材料は,構造や物性面から,近年,非常に興味が持たれています.本研究では,下図に示した剛直なホスト分子を銅イオンで架橋した四角形の分子でCNTを囲い,これにより,CNTの直径に基づく分離に成功しました.なお,この成果は,受賞者を筆頭著者とする学術論文としても発表されました(G. Cheng, T. Hayashi, Y. Miyake, T. Sato, H. Tabata, M. Katayama, N. Komatsu,* ACS Nano, 2022, 16, 12500).