持続可能な人間社会の新しい在り方の究明

新しい共生社会のあり方を究明するために、環境をめぐる資源配分の現状と課題について教育研究を行います。また、働く人が職場で直面している課題を解決するための法制度のあり方を探究します。新しい社会システムにおいて公共的な意思決定はどのようにあるべきかという意思決定の問題を追求するための教育研究を行います。

研究分野

共生社会環境論 浅野 耕太 教授, 小畑 史子 教授, 佐野 亘 教授, 広井 良典 教授, 宇佐美 誠(授業担当,※地球環境学堂
共生社会環境論分野
人間と環境との関わりの様態を、社会制度、市場、空間、法システムなどの見地から考察します。

  • 浅野 耕太 教授

    環境と人間との関わりについて深く関心を持つ学生を募集します.魚釣りには釣針が,凧揚げには凧が必要なように,アカデミックな世界でも対象毎に世界を腑分けする道具が必要です.環境問題において,経済学はなかなか強力な道具となります.基本から指導しますが,やや数理的な側面が強い分野ですので「数式で美しく刺繍された資料を相棒に分かるまで何時間も我慢して考え続ける能力」を期待します.さらに,疲れたときにおいしいコーヒーを入れるスキルと寒いジョークで笑える余裕も大切かもしれません.

  • 小畑 史子 教授

    職場環境・労働環境に関連する問題を研究対象とする研究室です.法律の条文解釈や裁判例の分析,比較法等の手法を用いて,職場環境に関する個別具体的な紛争の解決や,国全体の雇用社会の変革の方向を模索します.
    この研究には,社会に対する深い関心と広い見識が必要です。広く学ぶ意欲とひたむきに探究する姿勢をもった方に来ていただきたいと考えています.

  • 佐野 亘 教授

    研究することは,単に勉強することとは違います.いくら多くの知識を手に入れても,研究者としてうまくいくとは限りません.といって,もちろん,センスのようなものも大事なのですが,それだけでも不十分です.粘り強く考え続けること,他者ときちんとコミュニケーションがとれること,「強情」とはちがう意味で自分なりの「こだわり」を持ち続けられること,などなども重要です.「公共政策」というあいまいな対象を,自分なりの視点から理論的に突き詰めたいと考えているひとに来てほしいと思っています.

  • 広井 良典 教授



KYOTO UNIVERSITY 125th 国際ガラス年 2022 新型コロナウイルスへの対応について
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国際ガラス年 2022