専攻/講座/分野 共生人間学/認知・行動科学/行動制御学
総人学系 認知情報学
所属機関/部局 国際高等教育院
電子メール kouzaki.motoki.4x_at_kyoto-u.ac.jp (Replace_at_with @-mark.)
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Message to the prospective students

常々、政治の中枢から離れて研究に没頭したいと思っていました。前任校では、社会的要求に応じた研究結果が強く求められていましたが、やはり学問は自らの素朴な疑問を追究することが本質であると思います。自由な学風を基本理念としている京都大学への憧れは日に日に膨らみ、その思いがとどいたのか2007年度より准教授として着任することができました。教員と学生との垣根を取り払い、向学心に満ちた京都大学の学生達と素朴な疑問について熱く議論できることを大変嬉しく思っています。
研究分野 神経生理学、運動制御
キーワード 運動制御、シナジー、運動学習、歩行・立位制御、生体信号処理
研究テーマ ヒトは多様な動作を行うことができます。この多様な動作は、関節運動を生成する多くの筋による適切な活動、そして莫大な筋を支配する中枢神経系によりコントロールされています。一見単純な動作にみえる動作でさえ、中枢神経系は無数の筋活動の組み合わせから最適な1つの解を決定していることになります。しかし、ヒトには性質の異なる約600個もの筋が存在するため、中枢神経系がどの筋をどのくらい活動させるかという指令を個々の筋に逐一送っていると処理すべき情報量が膨大となります。そこで、中枢神経系は膨大な情報量を簡略化して最適な動作を生成しています。また、我々の身体には粘弾性特性があり、これが中枢神経からの情報を簡略化すると考えられます。私の研究室では、ヒトの多様な動作を生成するためのシステムを簡略化する、という一見矛盾する我々の運動制御について研究しています。最近は、宇宙飛行士を対象として、NASAで地球帰還後の不安定な制御からの回復について実験研究も行っています。
代表的著書,論文等 Hagio S, Kouzaki M. Modularity speeds up motor learning by overcoming mechanical bias inmusculoskeletal geometry. Journal of The Royal Society Interface 15(147): 20180249, 2018.
Kibushi B, Hagio S, Kibushi B, Moritani T, & Kouzaki M. Speed-dependent modulation of muscle activity based on muscle synergies during treadmill walking. Frontiers in Human Neuroscience 12: 4, 2018.
Kubo A, Hagio S, Kibushi B, Moritani T, & Kouzaki M. Action direction of muscle synergies in voluntary multi-directional postural control. Frontiers in Human Neuroscience 11: 434, 2017.
Nishida K, Hagio S, Kibushi B, Moritani T, & Kouzaki M. Comparison of muscle synergies for running between different foot strike patterns. PLoS ONE 12(2): e0171535, 2017.
Tanabe H, Fujii K, & Kouzaki M. Intermittent muscle activity in the feedback loop of postural control system during natural quiet standing. Scientific Reports 7, 10631, 2017.
Tanabe H, Fujii K, Suzuki Y, & Kouzaki M. Effect of intermittent feedback control on robustness of human-like postural control system. Scientific Reports 6, 22446, 2016.
Hagio S, Fukuda M, & Kouzaki M. Identification of muscle synergies associated with gait transition in humans. Frontiers in Human Neuroscience 9(48):1- 12. 2015.
Hagio S, & Kouzaki M. The flexible recruitment of muscle synergies depends on the required force generating capability. Journal of Neurophysiology 112(2): 316-327, 2014.
所属学会,その他の研究活動等
担当授業
  • 学部 運動制御ゼミA・B
    認知・行動科学実験Ⅱ(行動制御実験)
    認知・行動科学入門
  • 大学院修士課程 運動生理学
    認知行動科学総合演習
    行動制御学演習5
  • 大学院博士課程 運動生理学
    行動制御学演習5
  • 全学共通科目 運動科学Ⅰ
    運動の生理学
    認知行動科学への招待
経歴等 1970年5月:佐賀県生まれ
1999年3月:東京大学大学院総合文化研究科 博士課程修了
1999年3月:東京大学博士(学術)取得
1999年4月:東京大学大学院総合文化研究科 助手
2007年4月:京都大学大学院人間・環境学研究科 准教授
2015年4月:京都大学大学院人間・環境学研究科 教授

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