専攻/講座/分野 共生文明学/比較文明論/多文化複合論
総人学系 文化環境学
所属機関/部局
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Message to the prospective students

【現在推進中の研究プロジェクト】
1.「聖書の語り直し学」
若手S (H20-H24)、基盤A (H25-H27)、基盤A(H28-R1+R2)に続いて、私が代表者として獲得した大型科研費の四期目である基盤A(R3-R6)にて推進します。国内の若手ユダヤ学研究者と協力して、日本のユダヤ学を盛り上げていきます。

2.「ヨセフ・イブン・アビトゥールのピユートの学術的校訂版」
10世紀後半スペインに生まれ、11世紀前半エジプトにて活躍した典礼詩人の校訂版です(第一巻「ヨツロット」、第二巻「スリホット」、第三巻「ケドゥシュトット」)。中世ヘブライ文学の世界的権威ヨセフ・ヤハロムとの共同研究です。

3.「ヤナイのピユートの学術的校訂版」
6世紀ビザンツ影響化のパレスチナの典礼詩人で、最も重要なパイタンといえるヤナイの校訂版です(第一巻「創世記と出エジプト記への詩」、第二巻「それ以外の詩」)。ヨセフ・ヤハロムとの共同研究です。

4.「ピユート・ヘブライ語辞書編纂」
中世ヘブライ語典礼詩に見られる独特の語彙や用法の辞書です。ヨーロッパにおける中世ヘブライ文学研究の第一人者であるヴァウト・ファン・ベックムとの共同研究です。

5.「ヘブライ語マカーマとアラビア語マカーマとの比較」
エジプトにおける東洋学の枠組みでマカーマ文学(アラビア語とヘブライ語)を研究しているハイサム・シャルカウィとの共同研究です。私自身は、イスラエルにおけるユダヤ学の枠組みの中でマカーマ文学を研究してきました。同じヘブライ文学のテクストを扱っていながら、政治的な理由から、エジプトの東洋学者とイスラエルのユダヤ学者は、これまで十分なコミュニケーションが取れていませんでした。本共同研究は、ある意味学問上の「異文化邂逅」ともいえます。令和4年2月から7月までの半年間、京大に招へいします。

【総人・人環での最新の教育テーマ】
1.ユダヤ人のディアスポラ性とイスラエルの地(エレツ・イスラエル)との関わり
2.ヘブライ語とユダヤ諸語との関わり
研究分野 中世へブライ文学(宗教詩、世俗詩、散文)、地中海・中東比較文学
キーワード ユダヤ学、ゲニザ文書、エレツ・イスラエル、ピユート、マカーマート、中世、地中海、中東、一神教文明、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教
研究テーマ [研究代表者として獲得した科学研究費補助金]

研究種目名:基盤研究(A)
採択期間:R3~R6
研究課題名:総合的な聖書の「語り直し」学-古代から現代のユダヤ文学における発展とその学際性

研究種目名:基盤研究(A)
採択期間:H28~R1(+R2)
研究課題名:「ユダヤ文献」の構成の領域横断的研究――伝統文献概念の批判的再構築に向けて

研究種目名:基盤研究(A)
採択期間:H25~H27
研究課題名:ユダヤ学史と原典資料の複合研究――政治的・宗教的制約のない研究基盤の確立にむけて

研究種目名:若手研究(S)
採択期間:H20~H24
研究課題名:ユダヤ教の人間観-マイノリティに関するテキストのデータベース化と現代社会への提言

研究種目名:若手研究(B)
採択期間:H17~H19
研究課題名:マカーマート文学の分析を中心とした、中東一神教文明における比較文学・比較文化論

研究種目名:特別研究員奨励費
採択期間:H15
研究課題名:マカーマートにおける中東比較文化論―世俗ジャンルの宗教化
代表的著書,論文等 BOOKS
[2020] Political Power and Prayerful Poetry - The Life and Works of Samuel ben Hosha'ana (Jerusalem, turn of the eleventh century), Jerusalem: Carmel [with Joseph Yahalom and Gabriel Wasserman]

[2019] The Poet and the World, Festschrift for Wout van Bekkum on the Occasion of His Sixty-fifth Birthday, Berlin and Boston: DeGruyter [with Joachim Yeshaya and Elisabeth Hollender]

[2014] The Yotserot of Samuel the Third – A Leading Figure in Jerusalem of the 10th century, 2 Volumes, Jerusalem: Yad Izhak Ben-Zvi [with Joseph Yahalom]

[2011] Giving a Diamond: Essays in Honor of Joseph Yahalom on the Occasion of His Seventieth Birthday, Leiden and Boston: Brill [with Wout van Bekkum]

[2010] Tahkemoni, or the Tales of Heman the Ezrahite by Judah Alharizi, Jerusalem: Ben-Zvi Institute [with Joseph Yahalom]

[2009] Seder Avodah for the Day of Atonement by Shelomoh Suleiman al-Sinjari, Tübingen: Mohr Siebeck

[2003] Hebrew Style in the Liturgical Poetry of Shmuel HaShlishi, Leiden and Boston: Brill

[2002] The Liturgical Poetry of Nehemiah Ben Shelomoh Ben Heiman HaNasi: A Critical Edition, Leiden, Boston, and Köln: Brill
所属学会,その他の研究活動等 [所属学会]
World Union of Jewish Studies (Jerusalem)
Association for Jewish Studies (New York)
European Association for Jewish Studies (Oxford)
担当授業
  • 学部 ディアスポラ思想文化論A・B
    ディアスポラ思想文化論演習A・B
    文化環境学系入門
  • 大学院修士課程 比較文明基礎論
    共生文明学研究I・II
    多文化交渉複合論1・2
    多文化複合論演習1・2
  • 大学院博士課程 共生文明学特別研究I・II
    多文化複合論特別演習1・2
    比較文明論特別セミナー
  • 全学共通科目 英語リーディング
    外国文献研究:英語で読む聖書とその解釈(ユダヤ教、キリスト教、イスラーム)
経歴等 1970年9月 東京に生れる

[学歴]
1989年3月 東京都立城東高等学校卒業
1989年4月 東京大学教養学部文科三類入学
1991年4月 東京大学文学部言語学科進学
1994年3月 東京大学文学部第三類(語学・文学)卒業
1994年10月 エルサレム・ヘブライ大学大学院ヘブライ文学研究科修士課程準備コース入学
1995年9月 同修了
1995年10月 エルサレム・ヘブライ大学大学院ヘブライ文学研究科修士課程進学
1998年3月 同修了
1998年4月 エルサレム・ヘブライ大学大学院ヘブライ文学研究科博士課程進学
2003年3月 同修了

[取得学位]
1994年3月 文学学士(東京大学)
1998年3月 M.A., summa cum laude(ヘブライ大学)
2003年6月 Ph.D., summa cum laude(ヘブライ大学)

[職歴]
2003年4月~2004年3月 日本学術振興会特別研究員-SPD
2004年4月~2007年3月 京都大学大学院人間・環境学研究科 助教授
2007年4月~2021年3月 京都大学大学院人間・環境学研究科 准教授
2021年4月~現在   京都大学大学院人間・環境学研究科 教授

[受賞歴]
1997年1月 エルサレム・ヘブライ大学学長賞
2001年6月 ベン・ツヴィ東方ユダヤ共同体研究所ネヘミア・アローニ賞
2002年4月 エルサレム・ヘブライ大学ヴァルブルグDC賞
2003年4月 エルサレム・ヘブライ大学ヴァルブルグPD賞
2005年3月 第1回日本学術振興会賞
2005年3月 第1回日本学士院学術奨励賞
2008年6月 第1回湯川・朝永奨励賞
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