専攻/講座/分野 相関環境学/物質相関論/物質物性相関論
総人学系 自然科学
所属機関/部局
電子メール yoshida.teppei.8v (_at_) kyoto-u.ac.jp
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Message to the prospective students

◆研究室を目指す皆さんへ
 光電子分光法という実験手法を使って、高温超伝導などの物質が示す面白い性質のメカニズムを明らかにすることを目指しています。手を動かして実験を行うこと、実験データに向き合って精密な解析を行うこと、そして物理現象を理解して深く考えること、さまざまなプロセスを積み重ねることで着実に研究が進んでゆきます。自分だけのデータを目の前にして推理を働かせることで、前人未踏の問題に挑んでみましょう。わからないことに対して正面から向き合い、粘り強く考えることが好きな人を歓迎します。
研究分野 光電子分光による高温超伝導体、強相関電子系の研究
キーワード 強相関電子系,高温超伝導,角度分解光電子分光、放射光
研究テーマ  高温超伝導体とはじめとする電子相関が強い物質が示す奇妙な物性を明らかにするため、光電子分光を用いた実験的研究を行っている。
 
 銅酸化物高温超伝導体は発見から30年以上経過するが超伝導発現機構は未だに解明されていない。最近では2008年に鉄系超伝導体が日本の研究グループにより発見され超伝導研究は新たな展開を迎えている。これらの物質は、電子同士のクーロン相互作用や、電子と格子振動の相互作用のために、金属絶縁体転移を起こし複雑で多彩な物性を示す。

 高温超伝導や新奇な物性の起源に迫るには、電子を固体内部から直接取り出して分析する方法が有効である。角度分解光電子分光(ARPES)は、固体中の電子を光電効果により取り出し、電子のエネルギーバンド分散やフェルミ面、超伝導ギャップなどの電子構造を直接観測することができる実験手法である。当研究室では、放射光および実験室光源を使った光電子分光により、高温超伝導、金属絶縁体相転移、軌道秩序状態などを出現させる電子的機構の解明を目指している。
代表的著書,論文等 [1] S. Yamamoto, D. Ootsuki, T. Yoshida, et al., "Observation of a Pseudogap in the Vicinity of the Metal-Insulator Transition in the Perovskite-type Vanadium Oxides Nd1-xSrxVO3", J. Phys. Soc. Jpn. 87, 024708 (2018).
[2] T. Yoshida et al., “Two-Dimensional and Three-Dimensional Fermi Surfaces of Superconducting BaFe2(As1-xPx)2 and Their Nesting Properties Revealed by Angle-Resolved Photoemission Spectroscopy”, Phys. Rev. Lett. 106, 117001 (2011).
[3] T. Yoshida et al., “Universal versus Material-Dependent Two-Gap Behaviors of the High-Tc Cuprate Superconductors: Angle-Resolved Photoemission Study of La2-xSrxCuO4”, Phys. Rev. Lett. 103, 037004 (2009).
[4] T. Yoshida et al, “Systematic doping evolution of the underlying Fermi surface of La2-xSrxCuO4”, Phys. Rev. B 74, 224510 (2006).
[5] T. Yoshida et al, “Direct Observation of the Mass Renormalization in SrVO3 by Angle Resolved Photoemission Spectroscopy”, Phys. Rev. Lett. 95, 146404 (2005).
[6] T. Yoshida et al, “Metallic Behavior of Lightly Doped La2-xSrxCuO4 with a Fermi Surface Forming an Arc”, Phys. Rev. Lett. 91, 027001 (2003).
所属学会,その他の研究活動等 日本物理学会、日本放射光学会
担当授業
  • 学部 物性物理学
    体験から学ぶ超伝導
    自然科学特別ゼミナール
    課題演習:光電子分光
    分野を横断する自然科学
  • 大学院修士課程
  • 大学院博士課程
  • 全学共通科目 振動・波動論
    物理学基礎論B
    物理学実験
経歴等 1993年 埼玉県立熊谷高等学校卒業
1997年 東京大学理学部物理学科卒業
1999年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了
2002年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了 博士(理学)
2002年-2004年 アメリカ スタンフォード大学 日本学術振興会海外特別研究員
2004年-2007年 東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻 助手
2007年-2013年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 助教
2013年-2017年 京都大学大学院人間・環境学研究科 准教授
2017年4月より 京都大学大学院人間・環境学研究科 教授

受賞
2011年3月 第5回日本物理学会若手奨励賞(領域8)
「角度分解光電子分光法による銅酸化物高温超伝導体の研究」

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