研究分野	社会・文化人類学、宗教学（日本、イタリア）
キーワード	宗教とスピリチュアリティの人類学、差別、空間の人類学、宗教的治療、身体化、知覚、情動、感情、感覚の人類学、社会的記憶、ツーリズムの人類学、ポストヒューマン人類学、デジタル人類学
研究テーマ	これまで私は主に日本とイタリアの宗教実践を文化人類学的視座から研究してきた。特に、精霊に関わる経験について、差別や病といった社会的・身体的な苦悩や、情動（affect）と環境の関係から論じてきた。主な研究テーマは① 現代日本における死や魔界へ繋がるとされる場所（恐山・富山県立山・箱根・京都市六波羅・大阪平野区等）の「伝統」と社会的記憶、観光化、観光客の経験、差別、② 京都における「心霊スポット」ツアーにおける、インターネット上の噂、人間と環境との相互作用、③ 現代日本・イタリア・オーストリアにおける憑依される人々の経験、宗教的治療と除霊による「治癒」過程、宗教的治療と生物医療の関係の比較などである。
代表的著書，論文等	https://researchmap.jp/De-Antoni-Andrea
所属学会,その他の研究活動等	国際日本社会人類学会 (JAWS), Student Group Coordinator (2008 – 2010), Newsletter Main Editor (2010 - 2017), EAJS Liaison Officer (2017 - 現在), Secretary General (学会長) ヨーロッパ日本研究協会 (EAJS), 理事 - Elected Council Member (2017 – 現在) Anthropology of Japan in Japan (AJJ), Executive Committee Member (2017 - 現在) 日本文化人類学会 日本観光学術学会 国際人類学民族科学連合 International Union of Anthropological and Ethnological Sciences (IUAES) European Association of Social Anthropologists (EASA) イタリア日本研究学会 (AISTUGIA) イタリア東方学研究所（ISEAS）―研究企画担当
担当授業	学部 文化実践論A 大学院修士課程 文化人類学演習３Ａ－３Ｂ 文化実践論１ 大学院博士課程 文化人類学演習３Ａ－３Ｂ 全学共通科目 Cultural Anthropology I-E2 Topics in Cultural Anthropology I-E2
経歴等	2003：修了（学部卒業と修士取得相当、最優秀成績）ヴェネツィア、カ・フォスカリ大学外国語学部東アジア学科 2004 – 2010：助手、非常勤講師、ヴェネツィア、カ・フォスカリ大学東アジア学科 2007 – 現在：研究員、イタリア国立東方学研究所（ISEAS） 2010：博士課程修了（博士号取得）ヴェネツィア、 カ・フォスカリ大学言語・文化・社会研究科 2010 – 2012：日本学術振興会外国人特別研究員、京都大学人文科学研究所 2012 – 2014：非常勤講師、立命館大学、同志社大学 2013 – 2014：研究員、京都大学人文科学研究所 2013 – 2022：非常勤講師、ウィーン大学社会・文化人類学科（宗教人類学） 2014 – 2021：准教授（文化人類学、宗教学）、立命館大学国際関係学部・研究科 2019 – 2020：客員研究員、ウィーン大学、社会・文化人類学科 2020 – 2021：外来研究員、国立民族学博物館 2021– 現在：特定准教授、京都大学人間・環境学研究科