合田 典世 (ごうだ みちよ)准教授
研究科: 専攻等/講座 | 人間・環境学/芸術文化 |
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学部: 講座 (学系) | 芸術文化 (国際文明学系) |
所属機関/部局 | |
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個人ページ |
研究分野 | イギリス・アイルランド文学 |
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キーワード | イギリス、アイルランド、文学、文体、メディア |
研究テーマ | ジェイムズ・ジョイスやヴァージニア・ウルフなどのイギリス・アイルランド文学を対象に、作品の言語の内容と形式(言語)の関係に焦点を当てながら、テクストの新しい相貌や作家の独自性を明らかにする研究を行っている。とりわけ、文学作品はあくまで言語による「表象」であるという認識のもと、言語の記号的自律性──言語が現実を映しとろうとしながら、同時にその意図を「裏切る」さま──をテクスト上にとらえようと試みている。加えて、映画、漫画、絵画、音楽など他の表現様式にも分け隔てなく目配りすることで、広い視野からフィクションの表現様式を考察し、フィクションにおけるメディアの独自性、芸術性を見据えようとしている。このように、歴史・社会などの外在的言説と作品の「相似」以上に「相違」に注目するのが、私の研究・指導上の立場である。 |
代表的著書,論文等 | ・Joycean Unsatisfactory Equation: Reading Ulysses Verbally (課程博士論文, 2010) ・「文学的」/「マンガ的」──いくえみ綾『プリンシパル』を読む (横浜国立大学教育人間科学部紀要Ⅱ 16, 2014) ・"The floor of the mind"──『灯台へ』のインターフェイス (Albion 62, 2016) ・ジェームズ・キャメロン『ターミネーター2』と再現(不)可能性 (英文学評論 93, 2021) ・"Floating wor(l)d"と小説的表象──カズオ・イシグロ『浮世の画家』の明暗法(キアロスクーロ)(Albion 67, 2022) |
所属学会,その他の研究活動等 | 日本英文学会 京大英文学会 |
担当授業 |
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経歴等 | 学歴 2001年 京都大学文学部人文学科卒業 2003年 京都大学大学院文学研究科修士課程修了 2006年 The University of Dublin, Trinity College M.Phil. in Anglo-Irish Literature 修了 2007年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学 2010年 同上修了 職歴 2007-2010年 広島経済大学教養教育部講師 2010-2011年 横浜国立大学教育人間科学部講師 2011-2020年 横浜国立大学大学院教育学研究科准教授 2020年- 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授 |