池田 寛子 (いけだ ひろこ)教授
研究科: 専攻等/講座 | 人間・環境学/芸術文化 |
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学部: 講座 (学系) | 芸術文化 (国際文明学系) |
所属機関/部局 | |
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研究分野 | アイルランド文学 英文学 英語文学 |
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キーワード | 文学 アイルランド イギリス ケルト アイルランド語 英語 |
研究テーマ | 主に18世紀から現代までのアイルランドの文学を研究している。研究基盤となる分野は英文学および英語文学の研究である。 20世紀アイルランドのノーベル賞詩人W.B. イェイツの詩、劇、散文を中心に、口承で伝えられてきた詩歌や物語といったフォークロアと文学の関係を探ってきた。アイルランドの文学を深く読み解く上で重要なのは、その歴史的社会的な背景を知ることである。 アイルランドは優れた英語文学で世界に知られるが、その底流にはアイルランド語とアイルランド語の文学がある。英語中心のグローバル化が進む時代にあって、少数者言語や文化の多様性の意義を追求することも私の研究の大きなテーマである。イギリス諸島全体の基層となるケルト民族の言語・文化の重要性を広く視野に入れたい。 研究指導は以上のような研究歴と問題意識に基づく。精読する文学作品を選び、その作品の文化的、社会的、歴史的な背景との関係を追及するにあたっては、それぞれの関心や着眼点を尊重したい。 |
代表的著書,論文等 | 新・世界現代詩文庫11『ヌーラ・ニゴーノル詩集』 土曜美術社出版販売 2010 イェイツとアイリッシュ・フォークロアの世界 ― 物語と歴史の交わるところ 彩流社 2011 「第三章 一八世紀アイルランド語詩:この世にはない法廷を求めて - 二つの詩篇に響くアイルランド女性の声」池田寛子.『アイルランド文学:その伝統と遺産』開文社出版 2014 (平成26)年 6月pp.77-96.(分担執筆) 「第5章 英語文学・スコットランド文学との関わり」(pp.140-146)「第8章 英語文学への影響のはじまり─W. B. イェイツとフランク・オコーナーにとってのメリマン」(pp.192-211) 池田寛子. 第一部 ブライアン・メリマン『真夜中の法廷』(共訳)『真夜中の法廷 - 18世紀アイルランドの至宝』(共著)所収、彩流社 2014 (平成26)年 11月25日(分担執筆) 「引き裂かれた心の行方 --現代アイルランド文学におけるスウィーニー伝説の再生と変容」Beyond the Divided Mind: The Rebirth and Transformation of Buile Suibhne in Modern Irish Literature 英文学評論90巻. 2018(平成30)年2月. pp. 23-55. |
所属学会,その他の研究活動等 | IASIL -JAPAN (国際アイルランド文学研究協会日本支部) 日本イェイツ協会 日本アイルランド協会 京都アイルランド語研究会 関西アイルランド研究会 日本英文学会 イギリス・ロマン派学会 |
担当授業 |
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経歴等 | 大阪大学文学部英文学科 卒業 京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻 修士課程修了 University College Dublin, Graduate Course, Department of Anglo-Irish Literature and Drama 入学 University College Dublin, Graduate Course, Department of Anglo-Irish Literature and Drama 修了 京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻 研究指導認定退学 京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻 博士後期課程 博士号取得 |