研究科: 専攻等/講座 人間・環境学/文化・地域環境
学部: 講座 (学系)
所属機関/部局 奈良文化財研究所
電子メール jinmeg88(※)gmail.com
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Message to the prospective students

京大在学中に知識の裾野を広げたいと思っている学生さん達へ 

自分のルーツを知りたい、日本の文化を理解したい、今の時代がどんな時代ないのか知りたいといった学生さんはもちろん、これまで歴史は苦手だった、文系科目には興味がないといった学生さんたちも大歓迎です。文化財を大切にしないといけない理由を、歴史を勉強する目的を一緒に考えましょう。奈良文化財研究所はさまざまな分野の研究者が在籍する国立の研究機関です。フィールドやバックヤードなど最新の調査研究の場を見学する機会などを設けたいと思っています。積極的に参加してください。
研究分野 考古学 古代史 文化財学
キーワード 平城京 奈良時代 土器 陶磁器 疫病史
研究テーマ 土器・陶磁器研究を中心に、文献史料には書かれていないような人々の暮らしに密着したテーマについて、考古資料を用いて研究しています。土器・陶磁器は人類の環境適応に必需の道具であり、生産具であり、運搬具であり、貯蔵具でもありました。さらに、祭祀具でもあり、工芸品であり、芸術品でもありました。さまざまな場面で使われ、捨てられた土器・土製品は年代をはかる「ものさし」でもあります。過去の人々はどのような道具を作って環境に適応し、よりよい生活を工夫し、生き残ってきたのかーそこから学ぶことはしばしば示唆的で、現代社会、未来社会への提言がたくさん隠されています。「歴史を学ぶ」のではなく「歴史に学ぶ」、私たちは歴史から何を学びとるべきなのか?答えは一つではありません。学生のみなさんがそれぞれの答えを導き出せるような指導を目指します。
代表的著書,論文等 「律令的祭祀と土器ー道饗祭とその祭器」『文化財論叢Ⅴ』奈良文化財研究所2023年
「現代社会と考古学②疫病と考古学」『考古学研究』69ー2、2022年
「平城京近郊の須恵器生産」『奈良文化財研究所論叢2』2021年
「平城京の疫病対策―医療・まじない・祈り」『奈良の都の暮らしぶり〜平城京の生活誌』クバプロ、2020年
所属学会,その他の研究活動等 木簡学会(理事)、歴史時代の土器研究会(代表幹事)、文化財科学会(会員)、考古学研究会(会員)
担当授業
  • 学部
  • 大学院修士課程 古代精神文化論
  • 大学院博士課程 古代精神文化論
  • 全学共通科目
経歴等 1996年 京都大学 文学部 卒業
2000年 京都大学 大学院人間・環境学研究科 博士課程中退
奈良国立文化財研究所(当時)入所以後、平城宮・京・寺院発掘調査、土器・陶磁器の整理・研究に従事。主なフィールド調査は、平城宮、平城京、大乗院庭園、興福寺経蔵・鐘楼・中室、東大寺東塔など。
2018年度〜2021年度 奈良女子大学客員准教授
2021年度〜2024年度 奈良女子大学客員教授

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    (※本学の学生の皆さん: 授業関係の問い合わせについては,授業で指定の連絡方法があれば,そちらを使って下さい)




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    人間・環境学研究科パンフレット 総合人間学部パンフレット
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