菊池 亨輔 (きくち きょうすけ)准教授
研究科: 専攻等/講座 | 人間・環境学/共生世界 |
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学部: 講座 (学系) | 共生世界 (国際文明学系) |
所属機関/部局 | |
電子メール | kikuchi.kyosuke.7x(at sign)kyoto-u.ac.jp |
個人ページ |

研究分野 | 法哲学、法理学、法思想史 |
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キーワード | 法的推論、議論理論、自由法論、リーガル・リアリズム、法的レトリック、法と感情 |
研究テーマ | 法的思考、とりわけ裁判における理由づけの方法とその意義について、理論的・思想史的に研究しています。 法実践はもとより、法に関する理論や思想においても、その背後には人間がいます。そのような視角から、過去の法思想や法理論を分析し、対話を試みていくことで、法の用い方、あり方、あるべき姿を考究することが大きなテーマです。私がこれまで研究してきた自由法論やリーガル・リアリズムなどは、概念や規範の体系に尽きない法の諸相を(人間的な面も含めて)多面的に把握する試みであると同時に、理論と実践を架橋する営みとして再定位できると考えています。 |
代表的著書,論文等 | 「決定の発生と法規範による理由づけ(一)(二・完)――ヘルマン・イザイの法的思考論」法学論叢184巻1号(2018年)81-114頁、185巻4号(2019年)32-57頁 「ルウェリンとドイツ――リーガル・リアリズム形成の一断面――」『法の理論42』(成文堂、2024年)25-50頁 「法的思考の分化と成熟を経て」『法哲学年報2023 法哲学の現在』(有斐閣、2024年)111-126頁 「ヴルツェルによる法的思考の投影理論――ルールの核心・周縁モデルを探訪する――」広島法科大学院論集21号(2025年) 65-106頁 「自由法論と法感情」橋本祐子、菅原寧格編『感情をめぐる法哲学と法思想』(信山社、2025年)239-267頁 |
所属学会,その他の研究活動等 | 日本法哲学会、日本法法社会学会、IVR日本支部 |
担当授業 |
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経歴等 | 京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了。 京都大学大学院法学研究科特定助教、広島大学大学院法務研究科講師、同人間社会科学研究科実務法学専攻講師を経て、現職。 |