森口 由香 (もりぐち ゆか)教授
研究科: 専攻等/講座 | 人間・環境学/共生世界 |
---|---|
学部: 講座 (学系) | 共生世界 (国際文明学系) |
所属機関/部局 | |
電子メール | tsuchiya.yuka.8m(**at**)kyoto-u.ac.jp |
個人ページ | Website |
研究分野 | 冷戦期アメリカの広報文化外交に関する実証歴史学 |
---|---|
キーワード | アメリカ合衆国、冷戦、文化、情報、科学技術 |
研究テーマ | 1.冷戦期(特に1950~70年代)アメリカの対アジア広報文化外交について、歴史文書に基づく実証的研究を行っています。特に原子力・医療援助・宇宙飛行などの科学技術が外交の重要な手段として認識され、現実の国際政治との間に相互関係をとり結ぶ様子に焦点を当ててきました。 2.上記の主たる研究テーマのほかに、「海から見た日米の歴史」という研究テーマにも関心を持っています。具体的には戦前から戦後への遠洋漁業の変遷と、それが冷戦期の日米関係にどのような影響を及ぼしたのかを、漁業者への聞き取り調査と、地方アーカイブの史料をもとに探求しています。 |
代表的著書,論文等 | (単著)『文化冷戦と科学技術―アメリカの対外情報プログラムとアジア』(京都大学学術出版会、2021年) (単著)『親米日本の構築―アメリカの対日情報・教育政策と日本占領』(明石書店、2009年) (共編著)『文化冷戦の時代―アメリカとアジア』(国際書院、2009年) (共著)『日米同盟論―歴史・機能・周辺諸国の視点』(ミネルヴァ書房、2011年) (共編著)『占領する眼・占領する声―CIE/USIS映画とVOAラジオ』(東京大学出版会、2012年) (共著)『原子力と冷戦―日本とアジアの原発導入』(花伝社、2013年) (共著)『核の世紀―日本原子力開発史』(東京堂出版、2016年) (論文)「マグロ遠洋漁業とツナ缶産業をめぐる日米関係史―1950~60年代の貿易摩擦、水爆実験、そして戦前期からの連続性―」『中・四国アメリカ研究』第8号(2017年) (論文)「反核と反共―1950年代における科学雑誌『原子力科学者会報』と文化自由会議」『アメリカ史研究』41号(2018年9月) (論文)「アメリカ製原子炉の選択をめぐる情報・教育プログラム―1950年代末の日米関係」『歴史学研究』増刊号(2018年10月) |
所属学会,その他の研究活動等 | アメリカ学会 日本アメリカ史学会 国際政治学会 日本政治学会 ASA OAH SHAFR |
担当授業 |
|
経歴等 | 2016- 現職 2009-2016 愛媛大学法文学部 教授 2004-2009 愛媛大学法文学部 准教授 2004 米国ミネソタ大学アメリカ研究学部 博士課程 修了(Ph.D.) 1993-2000 広島大学総合科学部 助手 1992 米国メリーランド大学歴史学部 修士課程 修了(M.A.) |