大倉 得史 (おおくら とくし)教授
研究科: 専攻等/講座 | 人間・環境学/人間・社会・思想 |
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学部: 講座 (学系) | 人間・社会・思想 (人間科学系) |
所属機関/部局 | |
電子メール | okura.tokushi.6r(at mark)kyoto-u.ac.jp |
個人ページ | Website |
研究分野 | 発達心理学 |
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キーワード | 主体性、アイデンティティ、保育、供述分析、現場心理学 |
研究テーマ | 人間の主体性(「自」)が、周囲の人間関係や社会・文化的状況といった「他」なるものと絡み合いながら、いかに形成されてくるかを研究しています。家庭や保育の場での観察、青年たちとの「語り合い」、裁判における供述分析等、人々が生き生きと生活している現場に赴いて意味深いエピソードを発見してくるという手法を主にとっています。当然、そこでは障碍や疾患を持つ人々をどうやって「支援」するか、あるいは「支援」とはそもそも何なのかといったことも問題になってきます。また、エピソードを書き出していくという手法が「学問」になるのかならないのか、いわゆる質的な心理学研究の方法論を作り上げることにも関心があります。 |
代表的著書,論文等 | 拡散 diffusion ―「アイデンティティ」をめぐり、僕達は今 (ミネルヴァ書房) 語り合う質的心理学 ―体験に寄り添う知を求めて (ナカニシヤ出版) 育てる者への発達心理学ー関係発達論入門(ナカニシヤ出版) 「語り合い」のアイデンティティ心理学(京都大学学術出版会) 大学における発達障碍者支援を考える(中川書店) |
所属学会,その他の研究活動等 | 日本発達心理学会 日本心理臨床学会 日本質的心理学会 日本保育学会 法と心理学会 |
担当授業 |
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経歴等 | 1998年京都大学総合人間学部卒業、2003年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了(博士 人間・環境学)。九州国際大学講師、同准教授を経て2009年より京都大学大学院人間・環境学研究科講師、2010年同准教授、2019年同教授。公認心理師、臨床心理士。 |