研究科: 専攻等/講座 人間・環境学/共生世界
学部: 講座 (学系) 共生世界 (国際文明学系)
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Message to the prospective students

・研究室を目指す皆さんへ
外交史・国際政治史研究は地道な努力を必要とするし体力も必要ですが、大きな刺激と深い魅力に満ち満ちています。今日のアクチュアルな国際的課題を検討する上でも、極めて重要な土台を提供してくれます。下記の研究テーマに限らず、外交史・国際政治史に関心を持っている方は、【研究計画等を把握する必要から、事前に必ず研究室を訪れて下さい。】
研究分野 外交史、国際政治史
キーワード 冷戦史、国際政治史、日英関係史、文化外交史
研究テーマ  主たる研究対象は戦後イギリス外交史です。米仏独ソが独自のデタントを追求した時代に、イギリスがデタントと同盟体制の整合性を図った様子を明らかにしました。
【研究成果】
『冷戦変容とイギリス外交―デタントをめぐる欧州国際政治、1964‐1975年』(ミネルヴァ書房、2006年)

 また、国際政治の「演劇」的性質についても検討を加え、イギリス的文化や価値を各国に浸透させる政治的な試みが、いかに非政治的な装いを持って展開されたのかを考察しました。
【研究成果】
『文化浸透の冷戦史ーイギリスのプロパガンダと演劇性』(勁草書房、2013年)

 文化交流という観点から、ジャズを介したグローバルな交流の実態とその政治性についても検討し、ジャズがグローバルに受容される過程でモダニズム、共産主義、プロパガンダ、大戦、冷戦、平和運動、公民権運動、脱植民地化などと結んだ共振関係を考察しました。
【研究成果】
『ジャズ・アンバサダーズー「アメリカ」の音楽外交史』(講談社メチエ、 2017年)
The Global Politics of Jazz in the Twentieth Century: Cultural Diplomacy and "American Music" (London: Routledge, 2019).
'Chapter 22. Jazz in Japan: From Post-war US-Japan Relations’ Perspective' in Ádám Havas, Bruce Johnson, David Horn (eds.) The Routledge Companion to Diasporic Jazz Studies (London: Routledge 2024).

 プロパガンダおよび文化外交の観点から、日英関係に焦点を当てた一連の研究も進めています。イギリス外務省やブリティッシュ・カウンシルによる戦後対日広報活動の実像を解明することが目的です。
【研究成果】
"‘The country is full of wishful thinkers’: Britain’s Information Research Department and its post-war propaganda operations in Japan, 1948–70", Cold War History, vol.21 no.4, 2021.
"Projecting British socialism in occupied Japan: The United Kingdom liaison mission’s information activities", The International History Review, vol.45 no.2, 2023.
Projecting British Ideas on Post-war Japan: Cultural Exchange, Propaganda and Overseas Information Policy, 1945-1975, (London: Routlede, forthcoming).

【院試の受験を希望する学生は、研究計画等を把握する必要から、事前に必ず研究室を訪れてください。】
【研究生は受け入れていません。研究生の受け入れに関して非常に多くのメールを頂戴しておりますが、返信はしておりません。】
代表的著書,論文等 【単著】Projecting British Ideas on Post-war Japan: Cultural Exchange, Propaganda and Overseas Information Policy, 1945-1975, (London: Routlede, forthcoming).
【共著】The Routledge Companion to Diasporic Jazz Studies, eds. Ádám Havas, Bruce Johnson, David Horn (Chapter 22. Jazz in Japan: From Post-war US-Japan Relations’ Perspective) (London: Routledge 2024).
【単著】"Projecting British socialism in occupied Japan: The United Kingdom liaison mission’s information activities", The International History Review, vol.45 no.2, 2023.
【単著】"‘The country is full of wishful thinkers’: Britain’s Information Research Department and its post-war propaganda operations in Japan, 1948–70", Cold War History, vol.21 no.4, 2021.
【単著】The Global Politics of Jazz in the Twentieth Century: Cultural Diplomacy and "American Music" (London: Routledge, 2019).

【単著】『ジャズ・アンバサダーズー「アメリカ」の音楽外交史』(講談社メチエ、 2017年)
【単著】『文化浸透の冷戦史ーイギリスのプロパガンダと演劇性』(勁草書房、2013年)
【単著】『冷戦変容とイギリス外交―デタントをめぐる欧州国際政治、1964‐1975年』(ミネルヴァ書房、2006年)
その他、研究については以下を参照して下さい(https://researchmap.jp/7000005678)
所属学会,その他の研究活動等 日本国際政治学会
国際法学会
担当授業
  • 学部 国際関係論IA・IB
    国際関係論演習IA・IB
    国際文明学入門A
  • 大学院修士課程 国際政治論1
    国際政治論2
    国際社会論演習3
  • 大学院博士課程
  • 全学共通科目 国際政治論基礎ゼミナールI・II
    国際政治論I・II
    政治学I・II
経歴等 経歴
2000年 神戸大学法学部法律学科卒業
2002年 神戸大学大学院法学研究科博士課程前期課程修了
2003年 英国ウォーリック大学大学院修士課程政治国際学コース修了
2005年 神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了
2005−2007年 京都大学大学院法学研究科21世紀COE研究員
2008年 日本学術振興会特別研究員
2009−2013年 金沢大学人間社会研究域法学系准教授
2022年-2023年 London School of Economics and Political Science, Visiting Research Fellow
2013年-2024年 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授
2024年(現在に至る)京都大学大学院人間・環境学研究科教授
人間・環境学研究科パンフレット 総合人間学部パンフレット
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