瀬戸口 浩彰 (せとぐち ひろあき)教授
研究科: 専攻等/講座 | 人間・環境学/地球・生命環境 |
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学部: 講座 (学系) | 地球・生命環境 (自然科学系) |
所属機関/部局 | |
電子メール | setoguchi.hiroaki.2c(at mark)kyoto-u.ac.jp |
個人ページ | Website |
研究分野 | 植物の進化多様性科学 |
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キーワード | 植物系統進化学,植物系統分類学,植物系統地理学,保全生物学 |
研究テーマ | 最近の研究業績については、Researchmapを閲覧して下さい: https://researchmap.jp/read0147826 査読付き論文が212本を超えたようです。HPの更新が滞っており、申し訳ございません。 植物の系統分類学や系統地理学を基盤とした進化多様性に関する研究、植物の保護に関する研究を行っています。 1. 主に日本の植物について,どのような歴史的経緯を辿って,現在のような地理的分布を得てきたのか,現在の生息環境に見られるように至ったのかについて,主にDNAデータの解析から明らかにしています。例えば、日本の高山植物や落葉広葉樹、あるいは琵琶湖に陸封された海浜植物のDNA地理構造を調べて、歴史(第四紀・氷期/間氷期のようなタイムスケール)や進化の観点から考察を深める努力をしています。 2. 植物は,いったん発芽した場所から動くことは出来ません。したがって,生育環境へ適応することが必須となり,強い自然選択圧がかかります。これが種分化への大きな原動力になっていると考えています。そこで,前述の系統地理学の結果に基づいて,地域ごとの環境に植物が適応進化していくメカニズムを研究しています。この類いの研究では、自然史の枠を超えて 具体的な遺伝子の特定や発現をみていく研究も行っています。 3. 研究過程のなかで絶滅に瀕した植物集団を見出しては,その保護に資する保全研究を進めています。この類の研究にあたっては,研究を終えた後に,その植物が将来にわたって生存できるように,保護増殖・植戻しまでやり遂げるようにしています。平成26年度からは環境省の環境総合研究費などの支援を頂くことによって、多くの絶滅危惧種の保全研究を展開しています。 最近は、環境研究総合推進費や東京都庁、林野庁のプロジェクトで、小笠原諸島の希少種の保護増殖研究と事業に関わっています。 |
代表的著書,論文等 | |
所属学会,その他の研究活動等 | 日本植物学会(評議員) 日本植物分類学会(学会賞選考委員長) 日本雑草学会 米国植物学会 米国植物分類学会 |
担当授業 |
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経歴等 |