柴田 悠 (しばた はるか)教授
研究科: 専攻等/講座 | 人間・環境学/人間・社会・思想 |
---|---|
学部: 講座 (学系) | 人間・社会・思想 (人間科学系) |
所属機関/部局 | |
電子メール | 下記のWebsiteに記載 |
個人ページ | Website |
研究分野 | 社会学 |
---|---|
キーワード | 社会変動論(近代化論)、政策社会学、社会保障論、幸福研究 |
研究テーマ | どうしたら幸せに生きられるのか? 身近な人の幸せをサポートするには、どうしたらいいのか? 「より多くの人々が幸せに生きられる社会」をつくるには、どうしたらいいのか? ――こういった関心のもとで、私は、 「幸せ」「生き方」「親密性(友人関係・恋愛・結婚・家族)」「社会保障」「近代化」 などについて、社会学的に研究しています。 具体的には、 1.私的サポート・公的サポート・生き方・幸福感などについて全国規模の質問紙調査を行い、そのデータを統計的に分析することで、上記の問いへのより安定的な答えを探っています。 → 科研費: 若手研究B「私的/公的サポートがwell-beingに与える影響に関する実証的研究」(2015~2019年度) → 科研費: 学術変革領域研究A「生涯学」研究項目B02計画研究 「ウェルビーイングの規定要因に関する実証的研究」(2020~2024年度) 2.国際比較データを統計的に分析することで、政策や社会状況が人々の生き方や幸福感に与える影響について研究しています。 → 成果:『子育て支援が日本を救う――政策効果の統計分析』(勁草書房、2016年、社会政策学会学会賞受賞)など 3.以上の統計的研究の背景には、これまで蓄積してきたフィールドワークと哲学的考察があります。 |
代表的著書,論文等 | ■著書(単著) 『子育て支援が日本を救う――政策効果の統計分析』(勁草書房、2016年、社会政策学会学会賞受賞) 『子育て支援と経済成長』(朝日新書、2017年) ■共編著 『ポスト工業社会における東アジアの課題――労働・ジェンダー・移民』(ミネルヴァ書房、2016年) ■分担執筆書 『コロナ後の世界――いま、この地点から考える』(筑摩書房、2020年) 『転げ落ちない社会――困窮と孤立をふせぐ制度戦略』(勁草書房、2017年) 『基礎ゼミ 社会学』(世界思想社、2017年) 『せめぎ合う親密と公共――中間圏というアリーナ』(京都大学学術出版会、2017年) 『後期近代と価値意識の変容――日本人の意識1973-2008』(東京大学出版会、2016年) 『Labor Markets, Gender and Social Stratification in East Asia: A Global Perspective』(Brill、2015年) 『変革の鍵としてのジェンダー――歴史・政策・運動』(ミネルヴァ書房、2015年) 『東アジアの労働市場と社会階層』(京都大学学術出版会、2014年) 『比較福祉国家――理論・計量・各国事例』(ミネルヴァ書房、2013年) など ■査読論文 「新しい多世代コミュニティ――政策対象としての可能性と課題」秋津元輝・渡邊拓也編『せめぎ合う親密と公共――中間圏というアリーナ』京都大学学術出版会、2017年、135-161頁 “Can Active Labor Market Policies Enhance the Suicide-Preventive Effect of Intimacy? A Dynamic Panel Analysis of 27 OECD Countries Including Japan and Korea, 1980 to 2007,” Hiroshi TAROHMARU ed., Labor Markets, Gender and Social Stratification in East Asia: A Global Perspective, Brill, 2015, pp.112-139 「自殺率に対する積極的労働市場政策の効果――OECD26ヵ国1980~2007年のパネルデータ分析」『社会学評論』65(1)、2014年 「生活目標のコーホート分析――いかなる時代・世代に日本人の生活目標は変化したのか?」『ソシオロジ』59(1)、2014年(阪口祐介氏との共著) 「近代化と友人関係――国際社会調査データを用いた親密性のマルチレベル分析」『社会学評論』61(2)、2010年 など ■ディスカッション・ペーパー “How Does Participation in Nationwide Standardized and Subsidized Early Childhood Education and Care at Age 0-2 Years Affect the Social Life in the Adulthood? A Nationwide Retrospective Study of Japanese Adults Aged 30-39 Using Augmented Inverse Probability Weighting,” Available at SSRN: https://ssrn.com/abstract=4217245, 2022 など |
所属学会,その他の研究活動等 | 日本社会学会、日本家族社会学会、関西社会学会 |
担当授業 |
|
経歴等 | 1978年、東京都生まれ。 京都大学総合人間学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。 京都大学博士(人間・環境学)。専門社会調査士。 日本学術振興会特別研究員DC2(哲学)、日本学術振興会特別研究員PD(社会学)、同志社大学政策学部任期付准教授、立命館大学産業社会学部准教授、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授を経て、2023年度より現職。 |