谷口 一美 (たにぐち かずみ)教授
研究科: 専攻等/講座 | 人間・環境学/言語科学 |
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学部: 講座 (学系) | 言語科学 (認知情報学系) |
所属機関/部局 | |
電子メール | taniguchi.kazumi.8n_at_kyoto-u.ac.jp [replace _at_ by @] |
個人ページ |
研究分野 | 認知言語学(認知文法、認知意味論)、構文文法、英語学 |
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キーワード | 文法構文、多義性、意味拡張、メタファー、メトニミー |
研究テーマ | 認知言語学の立場による、言語と認知の相互作用の探求が研究テーマです。認知言語学は、主に以下のような言語観を理論的前提としています。(i)言語表現が形式と意味から成るという記号性、(ii) 言語の意味とは客観的記述内容に限らず、話者が課した解釈・概念化が重要であるという主観的意味論、(iii)プロトタイプとその逸脱およびスキーマから成るカテゴリー化、(iv)メタファー・メトニミーによる拡張のメカニズム、(v)スキーマから逸脱した表現が高頻度で使用されることにより定着しスキーマが漸次修正されるとする使用基盤モデル。これらの観点に基づき、認知文法の領域では中間構文をはじめとする文法構文の分析と、中間動詞および自他交替の習得に関する調査を行っています。また、認知意味論の領域では多義性の分析およびメタファー写像のメカニズムに関する理論的研究を行っています。 |
代表的著書,論文等 | 『認知意味論の新展開―メタファーとメトニミー』(英語学モノグラフシリーズ第20巻)研究社, 2003年 『事態概念の記号化に関する認知言語学的研究』 ひつじ書房, 2005年 『学びのエクササイズ 認知言語学』 ひつじ書房, 2006年 |
所属学会,その他の研究活動等 | 日本英語学会、日本認知言語学会、関西言語学会、日本英文学会 平成17年~現在 日本認知言語学会理事 平成17年12月~平成20年11月 日本英語学会大会運営委員 平成20年9月~現在 関西言語学会運営委員・大会実行委員 平成22年4月~現在 日本英文学会編集委員 平成22年4月~平成24年3月 日本英文学会関西支部編集委員 |
担当授業 |
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経歴等 | 1996年 大阪大学大学院文学研究科 中途退学 1996年 大阪大学文学部 助手 1997年 大阪教育大学教養学科 講師 2000年 大阪教育大学 助教授 (2007年より准教授) 2012年 京都大学人間・環境学研究科 准教授 博士(文学)大阪大学, 2004年 |