小田 伸午 (おだ しんご) / 教授 |
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| 専攻 / 講座 / 分野 | 共生人間学/認知・行動科学/身体機能論 |
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| 総人学系 | 認知情報学 |
| 所属機関/部局 | 高等教育研究開発推進センター |
| 電子メール |
m54899@sakura. kudpc. kyoto-u. ac. jp
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| 個人ページ |
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私の研究室は、本学でスポーツ科学、運動科学、体育学など身体運動に関する研究を行なう自然科学系の研究室です。私の専門領域は人間の運動制御を、心理量と生理量と物理量を切り離さずに総合的に研究することです。たとえば、握力を最大努力で両手同時に発揮すると、片手の場合より低下するという現象があります。この時、筋電図や脳波の測定を行うと、働く筋は同じでも、両手同時運動の場合は片手運動の場合に比べて神経系の活動レベルが抑制されています。意識(心理)は片手、両手ともに最大のつもりでも、神経系活動(生理)が低下することで、アウトプットされる筋出力(物理)は低下している。このように、身体運動には意識(主観)と結果(客観)がずれるという問題がつきまとうのですが、この主観と客観のずれというテーマを軸にして、身体運動を総合的に研究するということが、私にとっての挑戦です。
現在、院生、学部生諸君によって選択反応時間、周辺視野反応時間に関する運動制御研究、眼球運動と手の運動の協調に関する運動制御研究、筋音図・筋電図からみた筋出力神経機構の研究、ジャンプや立位姿勢のバイオメカニクス研究、体肢筋体積からみたスポーツ競技特性の研究、タッピングの時間間隔制御研究や音楽的リズム感の研究など、様々な研究が精力的に進められています。人間を主観と客観のトータルにみる視点と、学術の専門的な視点がどのように融合してゆくのか。本研究科ならではのユニークな学術研究やその解釈の誕生を目指して、研究を楽しんでゆこうと考えています。
| 研究分野 | 運動生理学、バイオメカニクス、行動学 |
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| キーワード | 運動制御,筋・神経系,筋出力、運動生理学、バイオメカニクス |
| 研究テーマ |
ヒトの運動制御機構を、行動学的、運動生理学的およびバイオメカニクス的方面から、総合的に研究している。 具体的には、以下に記す通りである。 1)両手同時に最大筋力を発揮すると、片手で最大筋力を発揮する場合より筋力が低下(10%程度)するという両側性筋 力低下の問題を中心に取り上げ、筋出力とそれに伴って観察される筋電図および脳波の振幅の低下を示し、両側性筋 出低下は中枢神経系の活動低下に起因することを明らかにした。 2)コンピュータ画面に野球の打撃に類似した視覚刺激を提示する。「ストライクだったらできるだけ早くキーを押せ、 ボールだったらキーを押すな」というGo/Nogo反応時間課題の研究を行なっている。投げ動作の正確性に与える投球速 度の影響についての研究も行っている。 3)筋音図によって、従来筋電図では表し得なかった、最大随意筋収縮時における個々の筋の筋長と発揮筋力の関係を探 る研究を行なっている。 4)跳躍動作におけるコンピュータシュミレーション研究を行なっている。走歩行動作のバイオメカニクス研究も始まっ ている。左右前後に足を踏み出す動作開始に関する運動制御研究も行っている。 5)両手を同時にポインティングの速さや正確性に与える眼球運動の影響について研究している(手と眼の協調)。 6)生体電気インピーダンス法を用いて、大学運動競技選手(ラクロス、テニス、野球、陸上、サッカーなど)の体肢の 筋体積を測定し、競技特性との関係を検討している。同方法の高齢者への応用も検討している。 7)指タッピングリズムの時間揺らぎ、力揺らぎを研究している。 8)ドラマーのスティッキング動作におけるタップ間隔、 力発揮の制御研究も始まっている。 9)競泳世界選手権、日本選手権のレース分析、動作分析の研究を行っている。 10)野球選手の投能力(正確性と球速の関係)研究、左投げ動作、右投げ動作の制御の違いの研究も始まっている。 |
| 代表的著書,論文等 |
身体運動における右と左 京大学術出版会、1998. 運動科学 -アスリートのサイエンス- 丸善出版事業部、2003. ヒトの動きの神経科学(監訳) 市村出版、2002. 脳百話 市村出版、2003 スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと 大修館書店、2005 |
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所属学会 その他の研究活動等 |
日本体育学会、京都体育学会、日本運動生理学会、日本体力医学会、日本バイオメカニクス学会、日本神経科学会 |
| 担当授業 |
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| 経歴等 |
経歴等 昭和48年3月 神奈川県立厚木高等学校卒業 昭和54年3月 東京大学教育学部体育学科卒業 昭和53年3月 東京大学大学院教育学研究科体育学専門課程(修士課程)修了 昭和59年3月 東京大学大学院教育学研究科体育学専門第1種博士課程単位修得退学 昭和59年4月 京都大学教養部助手 平成4年4月 京都大学教養部助教授 平成4年10月 京都大学総合人間学部助教授 平成10年3月 京都大学博士学位(人間・環境学)取得 平成15年4月 京都大学大学院人間・環境学研究科助教授 平成17年4月 京都大学高等教育研究開発推進センター教授 昭和58年-平成2年 日本ラグビー協会強化委員、日本代表チームトレーニングコーチ 英国ウエールズ遠征、フランス代表、アイルランド代表、ニュージーランド代表などと対戦 昭和59年-平成1年 京都大学ラグビー部コーチおよび監督 |