脳・身体・言語・数理情報などに関する研究を通じて、人間および計算機の多様な創造世界に関する理解を深めることが、本学系の目標です。人間同士,あるいは人間と環境との関わりは、脳、身体、言語等をインターフェースとして行われています。環境の認識と環境への働きかけは、脳内の認知機構と運動制御機構の発現によって実現されるものです。人間相互のコミュニケーションは言語システムを媒体としており、それを媒介する計算機の情報処理は,複雑な数理機構が関与しています。また脳の知的作業の最も昇華された世界が、数学的認識であるということができます。

本学系では,以下のようなことを学びます

  1. ハードウェアおよびソフトウェアとしての脳の機能を、行動学的・認知科学的・神経科学的手法を用いて解明し、人間の知性と創造性の基本原理を理解すること。
  2. 高度な機械文明の発達による超運動不足やエネルギー摂取・消費のアンバランスや偏った食生活と遺伝的要因により発症する生活習慣病の生理学的・病理学的・運動科学的メカニズムを探求し、予防医学の発展に寄与すること。
  3. 計算機における情報の伝送・蓄積、制御や処理の過程を解析し情報処理の理論と機能を考究すること。
  4. 種々の現象の数学的モデルを構築し、それを数理科学の手法を用いて解析し、我々をとりまく世界の認識を深めること。
  5. 我々の認識を反映している自然言語・人工言語の構造と機能、生成と理解のプロセスを明らかにし、自然言語や形式言語のメカニズムとその背後の認知のメカニズムを解明すること。
  6. 外国語教育のための理論的研究を行い、効果的で効率的な外国語教育のための教材や学習支援システムを開発すること。

このように、本学系では、認知科学、行動制御学、身体機能論、情報科学、数理科学、言語科学や外国語教育論にいたるまでを総合的に学ぶことができます。その過程で,従来の理系・文系という枠を越えた幅広い探究能力と、人間の認識行動の総合的理解に基づく科学的で柔軟な思考能力を身につけることをめざしています。

カリキュラム体系

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